【鬼滅の刃】19巻感想・あらすじと童磨の最期

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2019年、2月4日、『鬼滅の刃』19巻が、全国一斉発売されました。

ここ北海道では、かなりのメジャー作品でも、流通の事情で入荷が2~3日遅れます。

一部「ワンピース」のようなモンスターネームに限っては、発売日に入荷できるよう、特別な流通経路で入荷され、発売日に店頭に並ぶ事もあります。

 

それでね、こんなに今世間を騒がせてるから、『鬼滅の刃』は全国一斉だろうと思って、事前に本屋のお姉さんに確認したわけですよ。

でも、「いや~、多分2~3日遅れます。」って言われた。

 

そうなのかと思って、4日は本屋に行かなかったのだけれども、翌5日、別の用事で別の本屋へ行ったら・・

置いてあるじゃん!!!

書店員さんに食い気味で「なぜ置いてあるのか」と聞いたところ、やっぱり特別経路に載って全国一斉発売だったそうです。

・・、絶対そうだと思ったよ・・。

こんだけメディアで騒がれてんだから・・、もう!

 

別にいいんだけど、もっと早く記事が書けたのになと思うと残念です。

いいんだけど・・。

 

という所で、『鬼滅の刃』19巻感想です

という所で、漫画『鬼滅の刃』19巻の感想です。

ネタバレはあるのでよろしくね。

 

『鬼滅の刃』19巻、すごく面白かったです!!

 

私としては、今巻は単行本として、とてもバランスが良かったと思います。

今まで出た本の中では、かなり上位に入るんじゃないかな??

前半は、上弦の弐である童磨との対決に決着がつき、中盤は、閑話休題的に失神後の炭治郎と冨岡さんがちょこっと出てきて、伊黒さんと蜜璃ちゃんのタッグと、鳴女のバトルの様子が少し出てきます。

そして終盤、上弦の壱との対決に突入し、ヒキ。

途中、不死川実弥とお館様の回想シーンが入り、弟弦弥が登場します。

後半は無一郎と悲鳴嶼さんが上弦の壱に挑みますが、なんと無一郎は、早々に腕を落とされます。

いやっ!!やめて~!!!

もう、主要人物は全員目とか腕をなんとかされちゃうっていう・・、作者の性癖なのか??

そして、忘れちゃいけない蜜璃ちゃんと伊黒さんのタッグ。

たった一話だけど、途中に入る蜜璃ちゃんと伊黒さんのバトルシーンは心の癒し。

重くなりがちな鬼滅のバトルの中で、ここだけはほっとひと息つける場所で、こういう所に鬼滅のファンはやられちゃうんだよね。

そんな理由で、この後また苦しい展開になるのは分かってるんだけど、19巻は読むのにとてもバランスが良かったなと思います。

 

回想シーンだけど、久々に登場したお館様の教祖ぶりも良かったです。

 

産屋敷のお館様は、若いのにカリスマがあって、人心掌握に長けている、とても気高くて誠実な人。

だけど、わざとやってるわけじゃないのは分かっているけど、あれは一種のマインドコントロールですよ。

新興宗教の教祖をやっている童磨とかなりのいい勝負!

いつか、2人の教祖対決の記事を書きたいなと思っているんだけど、私の文章力じゃ無理かな~??

19巻では不死川実弥とお館様のファーストコンタクトがあるんですが、岩柱の時と言い、産屋敷のお館様は、あんな話術を一体どこで学んだんでしょうね?

19巻のメイン、童磨の最期と童磨の魅力

さて、19巻は、童磨との対決に決着がつきます。

上弦の弐である童磨の武器や血鬼術は、ずるいというか美しいというか何というか・・。

 

まずね、武器が「鉄扇」なんですよ。

鉄扇は、読んで字の如く鉄の扇子。

ゲーム「三国無双」とかで、大喬や小喬が使っているあれですね。

昔々の中国では、武器を持ち込めない宮廷などで実際に使われていたようですが、この鉄扇が、童磨のビジュアルとよく合っていてとても美しい。

 

それから、血鬼術が氷属性とか美しすぎるでしょ。

氷の妖精みたいなのが沢山出てきて、ふーっと吹くと、息ができなくなるの。

召喚獣のシヴァみたいに。

鬼のくせに、その美しい術はいったい何??

 

その上、自分の分身まで出せちゃうって、まともに戦ったら絶対勝てないでしょ?

バトル後半に見開き1ページで出てくる、氷の大菩薩は圧巻ですよ!

童磨は、新興宗教の教祖を張っているだけあり、喋り方も優し気。

飄々としているその姿と可愛い口元に若干の童顔。

可愛い顔なのに強いとか言うチートな感じで、これは女性ウケするよねという・・。

計算されつくしたキャラクターで、女性信者は喜んでその身を捧げちゃった人も多いんだろうなという所が憎い感じです。

かくいう私も、冨岡さんや天元さん以外なら、童磨が一番好き。

まぁ、無一郎君も好きだし、堕姫もいいけどね。

実は童磨は、初登場の時と少しキャラクターのブレがあります。

始めは結構下卑た感じの登場の仕方だったんですが、無惨様に呼ばれる第二回目の登場時には、今の姿になっています。

・・、色々あったんでしょう、そこは良しとするか。

結果的に童磨は、直接バトルではなく、18巻で吸収したしのぶさんの毒が回り果てる事になりますが、珍しく、このバトルにはアニメで言う所のCパートがついてきます。

18巻で、随分カナヲが挑発的に喋りだすなと思っていたけど、こういう事だったんですね、見事です。

ところでこのCパートには、全国のしのぶさんや童磨のファンは慰められたんじゃないでしょうか??

あの世への道行きでしのぶさん自身が語る事。

最期に童磨がときめく事。

滅多に見ない死後の世界を描くことによって、全てにおいて納得した、『このバトルは終了です。』というエンドマークが表現されていて素晴らしい。

 

童磨君、ずいぶんあっさり逝っちゃったなという印象も受けますが、そこが童磨の魅力であり持ち味であり、18巻がおっもぉ~い猗窩座(もう、鬼滅キャラの名前一発変換できないから嫌いだ!)の過去を結構長らく描いていたので、童磨の時はもう、バランス的にもこれでいいんじゃないかと思います。

2019年後半は1400万部だったのに、遂に4000万部とか・・。

別に、重厚な過去があるからこの漫画が面白いわけじゃない

今やメディアの露出が強烈で、ネットニュースでも見ない日はない『鬼滅の刃』。

多くの芸能人が、この漫画の面白さを語っています。

が、「鬼の方にも事情がある」とか、「鬼の過去がバックボーンとしてある」みたいな事を言う人が多いですけど、私はここだけはちょっとモノ申したいんですよ。

確かに 猗窩座 の過去とか涙しちゃうし、遊郭の回もよかったよ??

そこが鬼滅の魅力なのも分かってます!

でもね、過去編とか、少年漫画の常套手段なんですよ。

それは悪い事じゃないし、ストーリーに厚みを持たせるためには重要なことも分かってます。

だけど、『鬼滅の刃』の魅力として、そこはちょっと語って欲しくないなと。

 

始めの頃は「この町ではもう、16の娘を随分喰った。俺は満足だよ。( ̄ー ̄)ニヤリ」な鬼もいるし、「今は明治何年だぁ~??」という鬼もいる。

無限列車なんて、あの鬼ちょっとわけわかめですからね。

 

だから、違うんですよ、鬼滅の魅力は、そこだけじゃない。

今回、童磨の過去は少しだけ描かれていますが、事細かにやらなかったのは本当に良かったと思っている。

さて、話はちょっと変わりますが、童磨は喜怒哀楽の感情が欠如しているという設定で、最後の最後に人間らしい感情が芽生えて消えていきます。

 

初めからそうだったのか、過去があったのか・・。

元の家から新興宗教をやっているのですから、うがった見方をすれば、「童磨は子供時代にトラウマを抱え、一切の感情のスイッチを切った」という事もあるのかもしれないですが、あえてそこをやらなかったのも、よかったと思います。

 

なんとなく、童磨はあのまま逝ってほしかったから。

100年以上前、童磨が人間だった頃は江戸時代でしょうから、仏教や神道以外の宗教なんてもう、きっと異端中の異端で、迫害すらされていたんじゃないでしょうか??

 

詳細を語らずにバトルを終わらせたことで、読む者に様々な想像や考察をさせる事が狙いかどうかは分かりませんが、童磨の最期はほんとうに良かったです。

162話の最後に、大正コソコソうわさ話があり、吾峠呼世晴さんの落書き的イラストがあるのですが、ちょっと素敵で、作者的にも、童磨は手取り足取り詳細を語るキャラではなく、想像してほしいキャラだったのかなとか、思っています。

 

さて、2019年後半には、コミックの帯に「1400万部突破」と書いてあったのに、今回は「4000万部」と、倍以上。

無限列車の映画が終わるまでは勢いは衰えることはないでしょうが、連載は、いまちょっと個人的に心配な所に来ています。

今後の展開に注目ですが、『鬼滅の刃』をまだ読んでいない人は、社会現象になっちゃってるので、一度見てみてくださいね。

 

それではまた。