今日は、私の大好きな漫画のひとつ。
2020年8月、絶賛連載中の『重版出来!』をおススメする記事です。
私はドラマから入りましたが、とても面白い作品です。
『重版出来!』というタイトル通り、舞台は「興都館」という出版社。
そこで働く新米編集者「黒沢心」が、社会人として、編集として成長していくストーリーです。
漫画の内容を一言で表すとこんな感じなんですが、心を取り巻く環境や編集者や漫画家がとても魅力的だし、ストーリーも大人向け。
漫画好きならスルー出来ない編集の裏側などが垣間見られる作品であり、社会人として間もない主人公、黒沢心ちゃんの奮闘ぶりや、熟練の人達の考え方、周囲のサポート、業務の内容などが面白く、毎回感動せずにはいられない、心打たれる内容です。
漫画と言えば、作家さんと編集の話が主ですが、『重版出来』は、そこに携わる世界が細やかに描かれ、漫画は決して編集と漫画家だけで出来上がるものではないことが分かります。
これまでもそういった漫画はありましたが、校正や発行部数の交渉、予算組や書店側の対応、果ては今どんなキーワードが検索されているか即座にわかるAIなど、出版界のお仕事の流れなどが詳しくわかる驚きの漫画です。
作者の松田奈緒子さんの絵柄は、万人受けするタイプの絵柄ではないと思いますが話の作りが面白く、大人向けの説得力のあるセリフが珠玉。
ドラマも漫画も毎回感動して泣いてしまうぐらい。
最近、年のせいかすぐに泣いちゃうんですよね・・・。
漫画が好きなら見逃せません!
心ちゃんのメンタルは、いつも私のお手本
この物語の主人公、「黒沢心」ちゃんは、元オリンピックの強化選手であり、体力も気力も並みではなく、悩む部分はあるものの、鍛えられた心技体。
心理描写を深く掘り下げて崩壊していくような作品が多い中で、 陰に入る部分は少なく、読後感は毎回とても気持ちがいいものです。
こういう作品は、もっとあってもいいと思う。
ポジティブとはまた違う、自分の信念に基づいた、確固たるプライドにより明日を築く人間が働いている様は、読んでいる自分も勇気づけられ、そうありたいと光を感じる部分でもあります。
鬱展開が多い作品は、一部でとても評価されるけれど、実は結構描きやすいんじゃないかと私は勝手に思ってるんですよね。。
人に元気や光を与えられるものこそ、描くのが難しいんじゃないのかって、大人になってから思うようになりました。
『重版出来!』はドラマにもなり、そちらの方は大団円で最終回を迎えましたが、連載はまだ続いています。
ドラマの方は脚色もあったけれど、原作の思いをちゃんと表現できていて、とても出来が良かったと思います。
私は毎回泣いてしまった。
ドラマにも漫画にも「五百旗頭さん」という編集が出てくるんですが、ドラマはオダギリジョーが演じています。
これがまたビックリするほどそっくり。
主役の黒沢心ちゃんは、黒木華さんが、特徴のあるフォルムの壬生君は荒川良々、高畑一寸は滝藤賢一が演じていて、皆さんとてもいい演技をしてらっしゃいます。
配信は2020年8月では、アマゾンプライム、Hulu等で見る事ができますよ。
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とにかく、漫画が好きならもれなく面白い『重版出来!』は、すごくおススメなので、本屋で見かけたり、お友達が持っていたら是非読んでみて欲しい作品です。
それではまた!