悪役令嬢ものを読んでます・・・【3作品感想】

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最近、色々あって、悪役令嬢ものを立て続けに読みました。

今や私の頭の中は、ファンタジーのお花畑(笑)。

悪役令嬢ものとは!

いわゆる「悪役令嬢」をメイン(主人公・ヒロイン)に据えた作品群を指すジャンル名。

pixiv百科事典より引用

乙女ゲームとか知らない人は、まず、そのゲームの仕組みから理解しよう!

※乙女ゲームとは

女性向け恋愛シミュレーションとかRPGゲームのこと。

魔法学校とか、女王養成施設などを舞台に、ヒロイン(自分)を取り巻くイケメン男子達との恋愛を楽しむゲーム。

ヒロインの取る行動や言動により、結ばれる相手やエンディングが変わるぞ。

本来ヒロイン目線で進むゲームやファンタジーの世界を、悪役令嬢の視点で捉えて作り直しましたという感じの作品ジャンルで、王道の世界を悪役令嬢が荒らしていく、ある意味、ゲームやファンタジーの筋を変えた、IFの世界で、まぁ、王道のヒロインが鼻につくと思っている人にめちゃウケな感じ。

基本、現代に生きる主人公が、自らがプレイするゲームやファンタジー小説の悪役令嬢に転生し、その世界で無双したり、逆ハーレムとなったり、ハメられたりして悪役令嬢の人生を若干チートに生きる。

最近は、魔法学校に入学するのがデフォらしく、悪役令嬢というよりは、闇属性の令嬢が人気らしい(あくまで個人の感想です)。

で、そこには必ず特別枠で入学してきた平民(所謂ゲーム上のヒロイン)がいて、仲良くなったり敵対したりという感じ。

悪役令嬢は悪役なので途中で排除されたり成敗されたりするのがお決まりのルートなので、転生した主人公は、何とかそれを回避したいのが大まかな流れ(?)。

元々は、ライトノベルやweb小説でウケたジャンルがテンプレ化したものらしく、柳の下には何十匹ものドジョウが生息できることを証明。

絵柄やタイトルやフォントが似ているし、いっぺんに色々読むと、ストーリーが全部混ざって見分けがつかなくなるが、一応それぞれには面白く、流行るのも多少は納得。

他にもストーリーは色々あると思うのですが、私が読んだのは全部こんな感じです。

※個人の感想です

という事で、今日は、読んだ悪役令嬢もの3作品の一言感想付きの紹介です。

こんなに書いても、数多ある「悪役令嬢もの」で、読んだのはたったの3作品ですが、大きな括りとして間違いではないかなと思ってます。

「悪役令嬢」で、私が真っ先に思い浮かぶのは『キャンディキャンディ』のイライザですが(古っ!!)、イライザに転生して、努力したり周囲と協力したり、自身の常識的な判断を以て、アンソニーやステア、アーチー達の信頼を獲得したり、仲が良くなったり。

果てはテリーとの「IF」があったり、実はキャンディに嵌められてたとか考えると・・・、まぁ・・確かに面白そうです。

キャンディでの、あの病的なほどの悪役ぶりは生育歴を疑われるほどですが、あれはあれで、そういう時代だったとしか言いようがありませんね・・。

まぁ、そんな悪役令嬢に転生したけど、どうにかこうにか自分の人生を創造していく主人公がんばれ。

それでは、3作品の一言紹介行ってみましょう。

絵がキレイで読みやすい。

刊数がまだ少ないので借りてみましたが、アニメになってるんですね、これ。

悪役令嬢ものを読むのに、色々な漫画をパラパラめくってみたけど、一番読みやすそうなのと、絵柄や文字の量のバランスなどから、これに決めました。

例によって、元プレイヤーがゲーム世界では裏ボスであった闇属性の悪役令嬢に転生しますが、処刑ルートを回避するため、持ち前のゲーマー精神を発揮し、幼少時からレベル上げした結果、ゲームが始まる魔法学校入学時にはレベル99に・・・。

魔王を連想させる縁起の悪い黒髪のせいで幼少期から仲のいい友達もいず、使用人達からも遠巻きにされていた主人公は、学園でも遠巻きにされ浮いた存在となりますが、そこはほれ、元陰キャを発揮してそこそこ一人で人生エンジョイ。

その後は理解者と仲間に恵まれて、少しづつ人生が展開していく・・・。

という感じで、コメディーチックな恋愛要素がなかなかにくすぐったく、鈍感でオタク発揮の陰キャ主人公が今風で、とっつき易い所オススメ。

割とありきたりな展開が続きますが、3巻以降急に面白くなるので、手に取ったら3巻までは絶対読もう。

紙でも出てますが、各ウェブサイトでも配信中。

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これ、3巻で終了したと思ったら、続いてた・・。

改めて作画者の後書きなどを読んだら、「やっとプロローグ部分を描き終えた」みたいな事仰ってます。

えっ、そーなの??

もう、ひと仕事終えちゃってるみたいだけど、これから多分終焉を迎える世界に、立ち向かう主人公達な話になるのでしょうか??

ちなみに、原作知りません。

この漫画は、上の「悪役令嬢LV99」に絵も内容も酷似しているのですが、こっちの方がコメディ部分が少なめな感じ。

元々の主人公は、ゲーム内でもイケメン王子を愛しているんだけど、王子は結局婚約者である悪役令嬢を捨て、ヒロインとくっつくというゲームストーリーなのですが、ヒロインが出てくるまでは、悪役令嬢は王子や取り巻き達とはうまく行っているんですよ。

しかし、ヒロインが登場した事により状況は一変。

強制的にヒロイン寄りにストーリーが進み始めて・・・。

みたいな内容なのですが、う〜ん、何だか、やっぱりというか、自分がゲームのヒロインとしてハーレムエンドにするのはいいが、乙女ゲーのヒロインて、本当にいたら嫌われそうだよね・・。

て感じです。

ククク・・・。

明るくて可愛くて八方美人なあざと女子は同性に嫌われるからな。

色々なところで読めます
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何を勘違いしたか、私が悪役令嬢ものの元祖だと思って、一番初めに読んだ作品。

でもこれ、作者さんの説明を読む限り、「どうしても人気の出る作品が描きたくて、流行りの悪役令嬢ものを読み漁ってたどり着いた作品(意訳)」みたいなんですよね。

SNSで発表し、人気を博したようです。

ていうか、面白い。

タイトルが短いところもすっごくいいです。

説明とあらすじ兼ねてるタイトルとかもういいって・・。

悪役令嬢に、ゲーマー一家のお父さんが転生。

悪役令嬢として生まれ変わったものの、それを納得し、悪役令嬢として人生を全うしようと役に徹するも、おじさんの広い視野や指導でかえって人々から敬愛されてしまうというストーリー。

おじさんはゲームの世界を変えないよう、ヒロインをエンディングまで導こうとするが、実は、ここは本当はゲームの世界だけではないということが徐々に明らかになっていく・・??

作者の上山道郎さんは元々、コロコロなどの雑誌で連載していた作者さんらしく、さすが紙で描いていた人というか何というか、「悪役令嬢転生おじさん」のストーリーやエピソードは、完成度が高い。

この漫画だけ他より頭2つは飛び抜けている。

萌えの要素や、一部の人間にだけウケればいいというような楽屋オチ的な要素は少なく、悪役令嬢ものがどういうジャンルか知らない人にも読ませてしまう。

それよりも、この漫画を悪役令嬢ものと読んでいいものかどうか・・。

絵柄やキャラ付け、基本平和なストーリーに多少子供っぽさが感じられますが、グレイス(主人公の悪役令嬢の名前)の立ち居振る舞いや行動は、読んでいてやっぱりスッキリするし、なんか人生のバイブル。

ヒロインも嫌味なく、ぐりとぐらみたいな安心して読める漫画が読みたい時にとってもオススメ。

最近、おじさんが色々と転生するのが流行っているけど、おじさんの見た目が変わるとこんなに人から好かれるのか??

全ては見た目のせいなのか??

などと思ってしまうが、実際のおじさんは本当は違うと思う。

今日紹介した悪役令嬢ものは、LV99が2024年アニメになっていますが、悪役令嬢転生おじさんもアニメ化が決まっているようです。

すでにかなり出来上がっているので、悪役令嬢転生おじさんのアニメにはとっても期待しています。

令嬢ものや転生ものに飽き飽きしている人にも面白いと思うので、読んでみてください。

子供も大丈夫ですよ〜!

今日は、最近読み続けている悪役令嬢もの3作品について書いてみました。

それではまた。

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