『チェンソーマン2』悪魔と魔人と武器人間ズと第一部をおさらいする

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遂に心待ちにしていた『チェンソーマン2』の連載が始まりました。

連載しているのは、少年ジャンプのWEB版「ジャンププラス」です。

第一シリーズは本誌に掲載されていましたが、「2」より、プラスに移籍になっています。

なんと、公開時には無料で読めるんですよ、驚き。

テンポよく、ちょっとあかぬけた「チェンソーマン2」

そんな訳で、『チェンソーマン2』面白かったです。

2が始まるプロローグとしては、ふんだんなパロディやオマージュをつかって、掴みバッチリ。

ストーリーテンポもよく、ブラックジョークも冴え冴えとし、あの、ふざけた感じというか、イカれた感じがたまりません。

デンジやナユタは出てこなかったけど、初回から突っ走っててよかったですね。

田中脊髄剣や、ハッピーエンドのくだりとか、もう、これ最終回まで語り継がれるレベルの展開だし、笑いやセリフが、あか抜けて、三鷹ちゃんも随分活き活きとした好漢というか、快男児的描き方がされてるなと思いました。

第一回目なので、どういう構成かはまだ不明ですが、またしても藤本タツキのまんまと手のひら。

それと、初期のチェンソーマンに散見された、中二病的こっぱずかしい初登場時のセリフとか構図が消え、漫画として、随分まとまって読みやすくなってると思ったのですが、この辺も藤本タツキ氏の『今回は、王道の少年漫画風に描いてやろう』という、戦略というか、「フリ」なのかなぁ?

まぁ、その辺は追々分かるとして、次回も楽しみにしてます。

チェンソーマン第一部を引っひっぱりだして、おさらいする

チェンソーマン11巻写真
写真は『チェンソーマン』11巻表紙より 藤本タツキ/集英社

所で、『チェンソーマン2』を読んでみて、色々忘れていたり、『あれっ??』と思った事が多かったので、ここでちょっとおさらいしようと思います。

三鷹ちゃんは、何になったのか??

第一回のラストで、ちょっとコミュ障で自意識過剰気味の三鷹ちゃんは、顔を真っ二つにされて殺されちゃいます。

そこで、「戦争の悪魔」に身体を渡して生き返りますが、彼女は悪魔になったのでしょうか??

確か、悪魔は地獄で死んで人間界に転生するという設定でした。

でも、これまで悪魔はほとんど人の姿をしていないし、人間を取り込んでも、その姿かたちは維持し続ける。

というか、三鷹に話しかけた、あのフクロウらしきものが、多分普通に戦争の悪魔。

フクロウに身をやつしている可能性もありますが、それはまた別の話。

で、悪魔に死体を乗っ取られると、「魔人」となりますが、じゃあ、三鷹は魔人になったのかというと、多分違う。

第一部の話では、「魔人は頭の形状が特徴的だ。」とアキが言っています。

そう言えば、ビームもパワーも暴力も、銃の魔人となったアキも、そうだった・・。

という事で、魔人の線は否定・・。

という事は、名乗り通り「悪魔」の可能性もあるんだけど、悪魔本体があそこにいたのだから、厳しいな・・。

今まで悪魔に身体を乗っ取られて、人間の姿のままだった人っていなかったし。

天使君は人間にかなり近かったと思うけど、頭にわっかがあったので、あれは天使の姿で、辛うじて人間とは違うよね。

マキマは人間の姿だったけど、ナユタも人間の姿で生まれてきてるし、支配の悪魔は人の形をしているものなのかもしれない。

という事は、三鷹はデンジとか武器人間ズみたいなカテゴリーなのかもしれないけれど、戦争・・、は、武器じゃないしな~・・。

と思っていたらなんと、『チェンソーマン』第一巻の34ページに、「悪魔には・・、死んだ人の身体を乗っ取れるやつもいるらしい。」というデンジのセリフがあり、デンジは更に「それがポチタにできるんだったら、俺の身体をポチタにあげてーんだ。」と言ってます。

デンジの場合は、身体をポチタにあげたのではなく、心臓をポチタに貰って融合している形だし、人格はデンジのまま。

更に、デンジは自分を名乗るのに、◯◯の悪魔とは言わなかったから(というか、そもそも、チェンソーは、悪魔じゃないんじゃないかというのが、私の持論)、さっきのデンジが言った言葉の意味が、魔人を指すのでなければ、三鷹は戦争の悪魔への身体提供を代償とし、「生きる」という契約が成立。

そして、これになったのでしょう。

絵的にも、その方がいいよね・・。

チェンソーマンの第一部では、身体を提供したものの、人間の形を保ってた人なんて結局出てこなかったのに(マキマには僅かにその可能性があるが・・)、ここで拾ってくるとは・・。

チェンソーマンが食べたものは、吐き出せる??

さて、今回のラストでは、戦争の悪魔がチェンソーマンに「核兵器を吐き出させてやる。」と息巻いています。

でもでも、「核兵器」って、チェンソーマンが食べてしまったので、この世からもう、消えているのでは??

そして、それを覚えているのはマキマだけだったはず・・。

「戦争の悪魔」は、ご存知、4騎士のうちの一人。

だとすると(「チェンソーマン」は、聖書の『黙示録』がモチーフであるともっぱらの噂。4騎士は、それぞれ「支配」「戦争」「飢餓」「死」。マキマは支配の悪魔であった。さらに、4騎士と戦ってる時に、チェンソーマンは忽然と姿を消したと、マキマは語っている。詳しくは聖書またはWikipediaでw)、戦争の悪魔がマキマと同等であるなら、その記憶が残っている可能性はあります。

それよりも、私は『ええ?それ、吐き出す事できんの??』という所に興味津々です。

実は私・・、

おいおい・・。

もしかしてこの話・・、デンジとナユタが見ている映画オチなんじゃね??

(制服が「さよなら絵梨」と同じだったから。ヒーローとなったチェンソーマンを賛美するアクション映画が公開されることになり、その試写にデンジとナユタが来ているという設定)

とまで思ったのですが、そうなると、核兵器なんて言葉が出てくるはずはないので、その線は消えた・・。

だってさ~、ラストの三鷹が、作り物かと見まごう程に、あまりにも少年漫画だったんだもん。

という事で、映画オチも消えたので、三鷹はデンジに核兵器を吐き出させて、何かしようと思っているようですね。

面白そう。

余談ですが、第一部でマキマは、戦争とかはこの世から無くなった方がいいとか言ってますから、こいつら仲が悪いのかもしれません。

あ・・、「支配」は別に無くならなくてもいいんだね・・、マキマさん・・。

デンジはパワーと会えるのか??

そんな訳で、『チェソーマン2』。

初回から、あまりにも高いテンション。

この先の展開を色々と話したい気持ちもありますが、第一回目でそれはあまりにも無粋ですからやめときます。が、う~ん、話したいww!

この先も暫く戦争の悪魔が登場するなら、武器の命名がとっても気になる私です。

さて、第一部のチェンソーマンでの一番人気、血の魔人「パワー」。

彼女は後半退場しますが、ラスト間際でちょっと復活し、第91話で、デンジと、とある契約をします。

この契約は果たされるのか。

さすがに、この時には先の展開を考えてなかったとは思えないので、拾ってもらえるといいなぁ・・・。

と思ってます。

それではまた。

拾ってもらえたとして・・、姿かたちは昔のパワーのままがいいとか、調子良すぎか??
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