遂に完結!【チェンソーマン11巻】あらすじと感想

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『チェンソーマン』11巻表紙より/藤本タツキ/集英社

コミック派だったのに、我慢できずに私に毎週ジャンプを買わせるようにしてしまった『チェンソーマン』。

遂に11巻が発売となり、第一部完結となりました。

今後、ジャンプ+での第二部が確定しており、アニメ化も決定しています。

アニメ化かぁ~!

楽しみだけど、一抹の不安もあります・・・。

が、もう色々なもののアニメ化を見てきたので、多分大丈夫でしょう。

今日は始めからネタバレ前回です。

というか、気にせず感想などを書いていきますので、ネタバレ大嫌いな人はご注意ください。

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伏線?考察?「関係ないぜ!」と、颯爽と『チェンソーマン』は最終回を迎える

さて、『チェンソーマン』は、この漫画独特の世界観とスピード感と共に、最終回を迎えました。

連載後半は、毎週のようにチェンソーマンの記事を書いていた事を思い出します。

でも・・、考察とか全然あたっていなかった・・。

ある程度の考察とか感想はできているんだけど、結局、伏線的なものや謎は解明されなかったし、ラストに再登場したサムライソードやレゼ、クァンシなんか、もう、無用の長物状態で、意味なしって感じ・・。

「武器人間ズ」、必要だったか??

「4人の騎士」はいずこに・・???

銃の悪魔なんて、登場シーンだけで、なかったことになってたくらいに最後影薄いですからね。

考察してなんぼの『チェンソーマン』。

私も色々な人の考察記事とか読みましたが、大体皆さん裏切られたというか、作者にしてやられた感じです。

ただ、読後感はよかった・・・。

・・・、とてもよかった・・。

しかし、コミックが出ると、いつも『まとめて読むとストーリーが繋がって迫力が違うな』という感想を持っていたのですが、最終巻である11巻は、状況変化や単体のエピソードが多く、連載中と比べて『ちょっと落ち着かないなぁ、感動が薄れたかな??』という感想を抱きました。

連載中は一週空く事によって、ちょっとしたクーリングタイムができ、頭も体も切り替えて、毎週毎週の展開にドキドキしながらもついて行けてたのですが、コミックスになると考察の時間もなく、ページをめくるとラストまで一直線という感じで、『あああ・・、チェンソーマンを消費してしまった・・。』という念に襲われるのです。

『チェンソーマン』の最終回や、パワー復活の回、武器人間ズに言及した関連記事については、記事の途中や最後にリンクを貼っておきますので、興味のある方は是非読んでくださいね。

『チェンソーマン』11巻あらすじ

それではここから、感想を交えた『チェンソーマン』11巻のあらすじです。

10巻でマキマに精神攻撃を受けて自我を失ってしまったデンジ。

マキマを消滅させるため、岸辺は特殊部隊を突撃させますが、チェンソーマンに助けを求めたマキマにより、デンジは「地獄のヒーローチェンソーマン」となります。

凄まじい破壊力を持ったチェンソーマンは、地獄へ落されてもものともせず、地上に戻りました。

そして、2人は岸辺の前から姿を消しますが・・・。

このへんは、マキマの意図やチェンソーマンの正体が語られるあたりで結構重要なので、コミックスをまだ読んでいない人は、読んでみるか、10巻のあらすじを書いた記事を読んでみて下さいね。

10巻の途中、コベニが働くファーストフード店でのエピソード&デート(?)回がありますが、デートの途中でマキマ達に囲まれ、戦闘の途中で11巻に突入します。

で、11巻。

マキマに大気圏まで飛ばされたチェンソーマンは、自分の心臓をもぎ取って地球へ投げつけました。

(ここは、最終バトルにつながる大事な所だった)

その心臓はやがてチェンソーマンに変わり、地球へ戻ります。

そして・・・、武器人間ズ達を切り裂いて11巻へ続くわけですが、11巻冒頭は、全く場面が変わって、10巻でコベニを連れて行ったゲームセンターから始まります。

一心不乱に踊るコベニは、気づくと「パーフェクト」を出していました。

それを、体育座りで見守るチェンソーマン・・。

コベニはハタと、『私なんで踊っているんだろう・・・』と、我に返ります。

一心不乱に踊り過ぎて、達成感すら感じているコベニは、チェンソーマンに連れられてきたことすら忘れていそう・・。

でも、そうではなく、マキマは「チェンソーマンに対する恐怖が薄れてきている」からだと説明します。

話は前後しますが、今までのデンジの活躍により、チェンソーマンは人々に好意的に受け入れられるようになっています。

街頭のテレビでは、チェンソーマンの活躍振りや助けられた人たちのインタビューが流れていて、皆一様に好意的なコメントをしています。

しかし、人間たちが好意を寄せる事で、恐怖を糧としてきたチェンソーマンは恐怖の対象ではなくなり、力が弱まっているといういうのです。

恐怖から生まれる悪魔。

その恐怖が強いほど、強力な悪魔として生まれるという事でしたね。

人々の「チェンソーマン!チェンソーマン!」というシュプレヒコールとは裏腹に、どんどん弱体していくチェンソーマン。

そこへ、マキマは多くの生贄と共に、チェンソーマンに攻撃を仕掛けます。

千年使用で召喚した、天使君の寿命武器をまともに喰らって絶体絶命のチェンソーマン、大ピンチとなります・・。

ここで一息の雑談

マキマが千年使用で狙ったのは、実はコベニ。

これは、チェンソーマンがコベニを庇うだろうとのマキマの計算ですが、連載時には、マキマがチェンソーマンの事を、女がつく方の「貴女(あなた)」と呼んでいたため、界隈では『これは、コベニの契約悪魔に対して言ったのではないか??』や『何か、他の対象者がいたのではないか』等の憶測が飛び交ったのですが、コミックでは「貴方」に修正されていました・・・。

上記の憶測は、私も『そうか!』と期待していたのに残念です・・。

コベニの謎も結局、回収されないままだったなぁ・・。

コベニは、作中ではマスコット的扱いだったけど、そもそもデンジとコベニはそんなに接点ないんだよね。

復活したパワーとチェンソーマン!デンジは自分の生き方を決めた!

大ピンチとなったチェンソーマン。

ここで一旦、場面が変わります。

場所は、チェンソーマンの身体の中。

そこには、マキマに殺されたはずのパワーがいます。

実は、9巻でデンジに飲ませたパワーの血が、デンジの中で生きていたのです。

そこへ現れるポチタ。

ポチタはパワーに、自分を食べて復活し、デンジを助けて欲しいと言います。

10巻ではあんまりな退場の仕方をしたパワー・・、ここで会えた!!

ここは90話と91話の部分ですが、『チェンソーマン』のストーリーの中でも、歴代屈指の素晴らしく、忘れられないエピソード。

11巻は最終巻だけあって、山場がいくつかあるのですが、91話はレゼの最期といい勝負です。

でも、レゼは武器人間ズとして、不要な復活をしちゃったからなぁ・・。

ま、そこはそことして、91話については、こちらの記事をご覧ください。

パワー初めての自己犠牲により命拾いしたチェンソーマンはデンジとして復活。

復活のダストボックスの横に、ひっそりと座る岸辺(え、どうやって来たの??)。

チェンソーマンから人間に戻ったデンジに、「おまえがデンジなら、どうにかマキマから逃がしてやる。バケモノなら引き続きゴミ箱の中で眠っていてくれ。」と静かに語り掛けます。

静かにピースをするデンジ。

ストーリーは、いよいよクライマックスへ近づきます。

地下の隠れ家で、なりたいものや世の中を知るデンジ。そして、マキマとの対峙

岸辺に連れられて、一旦地下に潜伏するデンジ。

その横には、今後マキマに狙われる可能性のあるコベニもいます。

コベニはこの後登場しなくなりますが、ここで、デンジにある事を気づかせる役割を担っています。

マキマには裏切られ、クソのような人生を歩み、今後も誰かの言いなりになって生きていくのだと嘆くデンジに、コベニはあっさり「それが普通でしょ。」「嫌な事がない人生なんてない。」と言い放ちます。

ここで何かに気づくデンジ。

・・・、それが普通・・・。

でも、自分は普通の人生を歩むのが夢だった・・・。

見開きいっぱいにその様子を描くひとコマですが、それは、そんな人生を歩んでいるのは自分だけではないと気づいたシーンなのか、それとも、何も考えてこなかったツケを払う時が来たと気づいたシーンなのか。

自分以外の人間は、みないい生活をしていて、そんな「普通の生活をしたい」と望んで飛び込んだ今の世界ですが、それは、想像していたものとは少し違った。

いや、普通の生活をして初めて、自分の欲求や願望に気づいたのかもしれない。

テレビでは、国民のヒーローとなったチェンソーマンを特集する番組が組まれています。

それを見て感動するデンジ。

実は、9巻でアキと戦った時に、この場面を示唆するような伏線があったんですよね。

伏線というか、後につながる大事なシーンです。

デンジは、自分の素直な気持ちを岸辺に吐露し、大好きだったマキマと対決し、本物のヒーローになる事を決意します。

ラストまで続くマキマとのバトル!そして、デンジの作戦は・・?

『チェンソーマン』第一部、いよいよラストです。

マキマと対決する事を選んだデンジは、恐らく対決の場所と指定された墓地にいます。

その姿はチェンソーマン。

しかし、チェンソーマンではなく、この場所に来たのはデンジだと分かり、マキマさんは大変なご立腹です。

もうね、当時は厄介オタク扱いされてましたからね。

可愛さ余って憎さ100倍というか、好きすぎて殺してでも手に入れたいというマキマのちょっとエキセントリックな感じが若干の笑いをそそります。

派手なバトルを繰り広げ、遂にデンジからポチタの心臓を取り出すマキマ。

その表情は優しく、満たされています。

「これからは、ずっと一緒♡一緒に食べて寝て、幸せな生活をしましょう。」って・・・。

ああ~、もうほんと、おかしな人になっちゃってますが、マキマさんが浸っているその横で、積み上げられた公安の屍の中から、ゆらりと起き上がるデンジ。

これは・・、あれです!!

6巻でアキがみせた策略です!

藤本タツキ・・、抜かりなし。

・・・・。

・・・・・・。

デンジは一時的に心臓を切り離していました。

これは、大気圏に放り出されたチェンソーマンが、自分の心臓を取り出して地球に投げた時に、心臓がそのままチェンソーマンになった事から、デンジが思いついた作戦のようです。

心臓を切り離され、死体と一緒になっていたデンジは一体どのように生存していたのかは分かりませんが、遠隔操作というか、コピーロボット的な解釈で私は納得する事にしました。

マキマの裏をかく作戦で勝利したデンジ。

だけど、マキマへの攻撃は、他の誰かの死に変わり、マキマ自身を殺すことはできないという事を聞いていたデンジは、結局、一か八かでマキマを食べる事にします。

その後、マキマは復活しませんでした。

契約の何か隙を突いたのか、認識的な違いなのか??

と岸辺も不思議そうにしてますが、マキマさんはきっと、満足したんでしょうね。

デンジも「愛」だと言っていたし、マキマを傷つけるつもりもないという気持ちも本当なのでしょう。

だから、攻撃性のないデンジの行為は、マキマへの攻撃とはみなされなかった・・。

マキマはチェンソーマンに食べられる事も望んでいたみたいだし、全てを食べられる事によって、攻撃だととらえたのではなく、浄化というか、思いが昇華されたと解釈したのでしょう。

そして・・、ちっちゃなマキマを養う事になったデンジ。

高校生となり、ヒーローとなり、第一部は完結となります。

最終回の詳しくは、別の記事となりますので、こちらをご覧ください。

さて、ラストに登場するナユタちゃん。

以前藤本タツキ氏が読み切りで描いた女の子と同じ名前ですが、名前の由来はきっと「那由他」

那由他とは、元は仏教用語で数の単位らしいですが、「きわめて大きな数量」を表す単位で、現在でも解釈は人によって違うらしいです。

無限とか、宇宙的数値とかでしょうか?

仏教で扱う元の意味も気になりますが、ちょっとウィキペディアを読んだだけでは、全く理解不能でした。

チェンソーマンは近々第二部が始まります。

第二部は、デンジの高校生活がメインとなりそうな色合いで、とても楽しみです。

多分、公安も出てくるだろうし、早くアニメとか第二部始まらないかなぁ。

それにしても、『ファイアパンチ』に比べてチェンソーマンは読みやすく作ってるなと感心したものですが、今にして思えば、宗教観やカニバリズム、多少の退廃要素等、作者の性癖もしっかり入った作品だったなと思います。

架空のものだけど、時代設定はロシアがソ連だった頃だし、テレビもブラウン管だった。

よく見ればスマホも携帯も出てこないんですよね。

なのに、何の違和感もないし不思議な世界だった。

天使君やアキの退場には絶望したけど、第二部に期待です。

それではまた。

厄介オタクと化したマキマさんについては、こちらの記事で書いています。

こちらの記事もぜひごらんください。

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