マイキーの父親と母親って、クズすぎないか??『東京リベンジャーズ』

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画像は、『東京卍リベンジャーズ』第30巻表紙/和久井健・講談社より

遂に『東京リベンジャーズ』の連載が終了し、最新刊となる、第30巻が発売されました。

簡単な感想を書くと、え、三途生きてたのか!?と言うのが1番。

確かに、前巻では即死描写はなかったし、ムクリと起き上がったコマも、よく見たらあったんだけど、高速で突っ込んできたバイクと電車の車両に挟まれたら、どう考えても内臓破裂だし、その状態で刀振るうとか、ありえないんですけど・・。

これまでも、『東京リベンジャーズ』では、そこまでやったら死んでんだろ的な戦いをして、それでも更に起き上がると言う、スーパーサイヤ人も真っ青な芸当をやってきましたから、驚きはしませんが・・、マジか・・と言う感じ。

そして遂に、30巻では、もう1人のタイムリーパーが誰で、マイキーの因果集結について明かされていきますが・・。

コミックの方は、あと一巻で完結だそうですが、どうなるのでしょう??

私は本誌を追ってないので途中分かりませんが、最終回だけマガジンを購入し、読んでしまいました。

既にSNS等で賛否両論・・と言うか、どちらかと言うと否な情報が出回っていたので、心の準備は出来ていましたが、正直、何だこれ?

この黒髪、誰だこれ??

どーしてこうなった??

と言う感じです。

この辺はまたの機会に書きたいなとは思っていますが、今日の本題。

マイキーの両親、ちょっとクズすぎませんか??

父親の事は、多分クズなんだろうとは思ってたけど・・。

マイキーの父親と母親の違和感

マイキーは、父親を3歳の時に事故で亡くしています。

で、母親は、マイキーを産んで、すぐに亡くなったとされていました。

でも、今巻では、マイキーの母親、病床ながらも登場しているんですよね。

マイキーの年のころは、大体小学校1~2年生。

3年生をケンカで負かしたと母親に自慢していたので、3年生よりは下という事でしょう。

それで、その頃の回想シーンには、既に同居しているエマも登場しています。

エマは、マイキーの腹違いの妹です。

この画像はもっと大きくなってからのものですが・・

この時点で、どう考えても不倫の子という事になります。

エマの初登場時にも、父親が浮気して出来た子なんだなとは思いましたが、マイキーの母親が、マイキーを産んだ時に亡くなったと仮定したなら、母の死後にすぐ父親に恋人が出来て、エマを授かったという可能性もありましたが、今回の事で、マイキーの父親には、同時進行で他に女がいた事が確定します。

で、浮気相手の女性もダメンズ掴みのろくでなしだったんですが、今日はそこは置いておきます。

ただ、そう言う女性と出会ったシチュエーションを想像したり、彼女に子供も産ませた事を考えると、マイキーの父親である「真」は、ハッキリ言って、女性を見る目がないクズ野郎と言う事になります。

エマの母親は、多分夜職なんだと思いますが、お店で出会ったのか、マイキーの父親も夜職だったのか。

30巻の回想シーンで、父親がアメリカンヒーローのフィギュアをお土産で買ってくるシーンがありますが、ここから察すると、マイキーが3歳の頃には、真はもうほとんど家に帰って来ず、たまに申し訳程度のお土産を手に、自宅に戻る生活だったのかなと思います。

マイキーのパパ、超絶クズ野郎。

女の敵・・

ていうか、奥さんも、よく離婚せずに家に入れるよこんな男。

で、クズの真は、マイキーが3歳の時に事故で亡くなりましたが、母親は、マイキーが7〜8歳位までは、病床でありながらも、生存していた事が分かります。

そんな母親のお見舞いに行くのが、当時のマイキーの唯一の楽しみだったようですが、喧嘩常勝を自慢するマイキーの話をニコニコと聞き、「万次郎は強いわね」と全肯定するって・・。

親としてどうなの?

おいおい・・・

暴れ回って暴力を振るう息子を嗜めもせず、喧嘩の過程も聞かずに無条件で「万次郎は強いわね。」と賞賛。

それが親の言う事か??

既にこれは立派なネグレクト。

こんな会話、よく編集が許したな・・。

しかも「お父さんにそっくり(という事は、父親も喧嘩上等の暴れん坊だったということか?)」

・・て・・。

マイキーの母親が父親の事をどう思ってるのか測りかねますが、一般的に、外で子供を作ってくるような男に女は反吐が出るものであり、この場合の「お父さんにそっくり」とは、決して嬉しい気持ちや褒める気持ちがこもっているものではない場合の方が多い。

ただ、真は既に亡くなっているから、もしかしたら多少思い出が美化されている可能性もあるけど、とにかく、こういった状況で、普通の母親が子供にかける言葉では無いんです。

母親はもしかして、あまりマイキーに興味が無いのかもしれませんね。

マイキーと母親の回想シーンを読むと、この母親が、結構頓珍漢な受け応えをしている所が目につくんですが、もしかしたら、元々知的に障害があったり、父親のせいで、メンタルがやられてしまっている可能性もあります。

頓珍漢会話1「みんな負けるとすぐ泣く」というマイキーに、「あら、子供はすぐ泣くものよ」と答える母・・

この後もマイキーは、「弱いやつはすぐ泣く」という内容の話を母親にしますが、母親は、天国に旅立つ前に、「泣かないから強いんじゃない。」とマイキーに話します。

おっ、この後、いい事でも言うのか??

最後の一句。

この、「泣かないから強いんじゃない」と言う言葉。

この後、マイキーの人生に繋がる良い言葉の一つでも言うのかと思ったら、続いた言葉は「アナタもちっちゃな頃は泣きべそかいてたのよっ」て・・まったく含蓄も説得力もないセリフに、読んでるこっちはビックリ仰天ですよ。

そりゃ赤ちゃんは泣くでしょうよ!

泣き虫でも強い男の象徴、今後出会うであろうタケミっちを示唆するセリフでもなかったことに驚きです。

そんな訳で、マイキーの父親は帰って来ないし、事故で死んだと思ったら、急に知らない女の子が家にやってきて、急に妹が出来ちゃうし(但し、マイキーはエマの事はすごく可愛がっている)、母親も教育らしい事をしてこない。

故に、実は恵まれた一般家庭で育ったガキ大将を、単純な妬みや嫉妬でぶちのめしてた可能性もあります。

子供は、自分の気持ちを言語化するのが苦手ですから。

で、話はちょっと変わりますが、父親の浮気や、それで苦しむ母親の状況、父の不貞の子や、父の浮気相手の元旦那の連れ子で、施設に送ったイザナのくだり等の一部始終を見ていたのは、マイキーの年の離れた兄、真一郎です。

彼の器はとっても大きく、こんな家庭環境で育ったとは思えない海のような人間ですが、多感な時期にそんな事があったら、暴走族にも入っちゃうよねぇ・・。

『東京リベンジャーズ』は、ヤンキーカテゴリーの漫画なので、それぞれの生い立ちを考察するのはあまり意味はないのかもしれないけれど、初めてコミックでマイキーの家を見た時に、両親を早くに亡くしているけど、道場を営む常識ある祖父や、優しく頼りがいのある兄に育てられ、家も比較的裕福そうなのに、何で不良になっちゃったのかな?と思ってたんですが、マイキーは、兄の真一郎に憧れて不良になったんですよね。

一見愛情をかけられて育ったように見えたマイキー。

中盤から色々な過去が浮き彫りにされてますが、マイキーの両親、キレイっぽく描かれてるけど、なかなかクズだよなぁと思う訳です。

そんなクズな父親の墓標を前に、「心配するな」って、真一郎はホントに男前すぎでしょ。

それではまた。