【ゴールデンカムイ】22巻あらすじと感想

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北海道では数日遅れのコミック発売。

やっと、『ゴールデンカムイ』22巻を読むことができました。

今巻は、久々に刺青人皮の登場。

残念ながら、土方組の登場は無し。

刺青人皮探しというメインストーリーに戻り、活劇が繰り広げられたり、逃走劇があったり・・。

この漫画の原点である(?)熊の登場と、ストーリーは進むけどある意味閑話休題的な22巻。

しばらく忘れていた、「ゴールデンカムイ」とは何なのかという、ベーシックな面白さも思い出させる22巻。

だけど、今回の刺青人皮は、姉畑支遁の次に苦手なタイプの展開でした~・・、キモイ。

さすが野田サトル。

ゴールデンカムイ22巻あらすじ

21巻で、天に向かって矢を放ち、鶴見軍から逃げ出した杉元とアシリパ。

勘のいい白石は二人を追います。

あ、谷垣もね。

二人を追う鶴見中尉軍。

タダでは逃がしてくれません。

21巻で逃げ出した時には、場面変わって逃げおおせた二人の旅路で22巻が始まるかと思ったけれど、そう簡単にはいかなかったんですね。

大泊の街で、大立ち回りをする一行。

鯉登少尉は、ここで深手を負います。

走り寄る月島軍曹。

一瞥のみして追跡する中尉。

・・・、軍曹の心の闇がちらと見え隠れします。

追ってを撒いて、アシリパが向かったのは、連絡船。

昨日、停泊していた連絡船がやっと運航する事、時間を変更してかなりの早朝に運航する事を、昨日宿屋で聞いていたのです。

大立ち回りで負傷した杉元を、引きずるように移動していたアシリパさんの所に、馬に乗ったヴァシリが登場。「頭巾(ずきん)ちゃん」とか愛称をつけられていて笑える。

可愛いよね・・。

ヴァシリ的には、アシリパや杉元を生かしておけば、宿敵「尾形」が追ってくると考えている。

渡りに船とばかりに、杉元とアシリパ、白石は馬に便乗し、連絡船に乗って逃げおおせます。

谷垣は置いてけぼり。

アシリパは、鶴見中尉の手中に、網走で負傷したインカラマッがいるので、谷垣は戻った方がいいと考えての行動です。

一行は無事連絡船には乗り込んだものの、鶴見中尉の駆逐艦が背後から迫ります。

連絡船を降り、流氷の上を移動する一行は、遂に北海道に上陸!

駆逐戦との逃走劇の後、背後から迫る中尉一行の駆逐戦から逃れるために、アシリパ達は、白いシーツを被り、流氷の上を移動していきます。

えええっ!

そんなことできんの?!

ま、それは置いておいて、ここで、この漫画が困った時にいつも登場する、「アイツ」が登場します。

しかも、白いやつ。

白熊なのか、ヒグマのアルビノなのかは最後まで謎ですが、流氷の上で、杉元一行は久々にクマと遭遇します。

でも、いつもより緩い。

熊も白いだけでこんなにのんびりしてるのか??

死闘を繰り広げるというよりは、ここは、ストーリーの一息つけるいつものギャグ回。

白い毛皮は、すっっっごく高く売れるんだってさ。

熊との遭遇で緊迫しながらも、「お・・おいくらくらい??」という会話に漫画の魅力が凝縮されます。

やっぱり、白石と杉元・アシリパの3人はいいね。

(あ、ヴァシリもいるけど)

「ゴールデンカムイ」22巻表紙裏の絵
「ゴールデンカムイ」22巻/野田サトル/集英社 より引用

そんなこんなで、杉元達は、途中で出会ったアイヌたちに助けられ、コタンに一時お世話になります。

そして、そこで耳にした話をもとに、新たな人物と出会います。

今後の路銀を稼ぐため、一行は熊撃ちなどをしていますが、自分たちだけで刺青人皮を手に入れる事を決めたアシリパと杉元。

どうやら、杉元は、土方軍と鶴見軍を争わせて、どさくさに紛れて刺青人皮をかすめ取ろうとしているようです。

その算段とは・・?

物語序盤で砂金を拾っていた杉元ですが、この地にもまだまだ砂金が残っていて、そこに混じる白金(プラチナの事だと思う)に、新たな価値が見いだされたとかで、一攫千金を狙います。

さっそく砂金を取り始める杉元達ですが・・。

新たに出会った平太という人物、ちょっと気味が悪い・・。

この先は漫画を読んでね。

舞い戻った尾形と、鶴見軍の思惑

一方、病衣一枚で馬に乗って逃走した尾形はもちろん生きていて再登場。

ストーカーのように杉元達を追っています。

中尉達に捕まらなかったという事を街の人に聞いてニヤリとする尾形。

連絡船で後を追いますが、「キャラ変か??」というくらいの演技も見られて、尾形ファンは嬉しかった事でしょう。

鶴見中尉達もまだまだアシリパを諦めていません。

次の一手を出そうと考えていますが、22巻ではまだ具体策は出されてはいません。

再び色々な思惑が交差しますが、自分が盾になって杉元を守ると決めたアシリパは、一緒に地獄へ落ちる覚悟です。

連載はまだまだ続いているので、終わりは見えてこないけど、この先どうなっていくのか気になります。

ゴールデンカムイ22巻感想

『ゴールデンカムイ』22巻。

21巻がかなり熱かったので、今巻は『ゴールデンカムイ』の原点に戻った感じ。

今後の展開までの、つなぎの部分も多かったかな??

それにしても、21巻で逃げた後に、こんな追走劇が繰り広げられていたんですね。

悟空なみの杉元の不死身さ加減にも笑いましたが、あの、杉元の毛が逆立つ場面では、読んでいる私も鳥肌が立ちました。

今後ヴァシリがパーティーに入ることを考えての登場や、1ページ使っての尾形の登場など、本当にこの漫画は魅せるのが上手い。

『また熊か』と思わせて、白熊のエピソードが今までの雰囲気と違ったり、本当は熊じゃなかったり(おっとっと、この話はここまで)。

今回は土方軍の登場がなくて残念でしたが、久々に刺青人皮のオーソドックスストーリーがあったり、尾形のカムバックがあったり。

今までの話も面白かったけど、ゴールデンカムイの序盤に戻った部分もあり、愛すべき22巻。

正直、今回の刺青人皮の平太のエピソードは、苦手な感じだったんですが、そこは野田先生なので、文句はないです。

色々な人物の素の顔も垣間見える22巻。

一番好きなシーンをひとつ紹介します。

杉元一行の逃走劇で負傷する鯉登少尉。

船上でハンモックに揺られながら「情けない」と、父親に漏らします。

周囲を気にしながらも、父親は「生きていればいい。」と答える。

親子なら普通の会話ですよね。

でも、海軍少将である鯉登少尉の父親は、このセリフは周囲に聞かせる事は出来ないんですよ。

そんな時代。

狂ってるけど、そんな時代で、色々な思いを抱きつつ23巻へ続くんですね。

『ゴールデンカムイ』は、本当に「活劇」という名にふさわしい。

また聖地巡礼に行くんだ、絶対に!

疫病退散!!!

ゴールデンカムイ第三期は、10月から放送予定です。

追っかけはアマプラやHuluなどで見る事ができます。

漫画ほどの作画じゃないけど、見る価値はありますよ。

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それではまた。

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