【鬼滅の刃】無限列車と煉獄さんについて

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2019年下半期最も売れたコミックの一つ『鬼滅の刃』。

2020年には映画化も決定しています。

コミックは私も大人買いしましたが、とても面白いです。

今日は、映画化される「無限列車」と、炎柱煉獄さんについて考えてみます。


2019年4月~9月まで放送されたアニメは、単行本の7巻序盤まで。

映画「無限列車」は、続きの7・8巻という事になります。

今日の記事は、ネタバレを激しく含みます。

ネタバレを嫌う人は、ご注意ください。

映画の感想を読んでみたい人はこちら。

鬼滅の刃、映画「無限列車」あらすじ

鬼滅の刃は、ご存知少年ジャンプで連載されている漫画ですが、アニメは7巻の序盤で列車に乗り込むところまでで終わっています。

原作の方はこのまま煉獄さんと会う流れなのですが、アニメは『これからの旅立ち』をイメージさせる、第1期の最終回に相応しい脚色と演出がされていました。

単行本を続けて読むとそのまま次のエピソードに入っちゃうので、『あれあれ??あのシーンは??』となってしまうのですが、よくよく考えると、アニメはすごく考えて作られている事が分かります。

あらすじとしては、「短期間のうちに列車から行方不明になった人が多数出たので、調査のために鬼殺隊が派遣されたが、しかし、鬼殺隊の隊員も消息を絶ってしまった。そこで、柱である煉獄杏寿郎が調査と鬼退治にのりだした。」

という所から始まるのですが、この柱の人達の初見がとっても感じ悪い。

私も大人なので、柱がこの後出番が増える人たちなのは分かっているんですが、初登場では、冨岡義勇・甘露寺蜜璃・胡蝶しのぶを抜かして、皆とっても感じが悪い。

何なら、胡蝶さんもかなり感じが悪い・・。

鬼を滅する鬼殺隊なので、鬼の妹を連れている炭治郎と鬼の禰豆子をその場で処分せよというのは道理かもしれないけれど、初見の感想は『ええっ、これが柱なの??』という感じです。

・・、それは置いておいて、柱の皆様はこれからファンがどんどん増えるご活躍が待っているんですが、煉獄さんは、私の中では「パーソナリティが確立しないまま、死に様だけがかっこいい柱。」になっちゃってるんですよね・・。

煉獄さんの最後は、涙なしには読めない位、セリフから何から何までカッコいいんですが、産屋敷邸であんな事言ってたくせに、炭治郎と会った途端「うむ!俺の継子になるがいい!面倒を見てやろう」って。

切り替えはやっ!!

産屋敷邸での騒動や一連の流れはどうなったの???

もう、無かったことになってるの??

と、心の中にはてなマークを抱えながら話が進んでいくわけです。

煉獄さんはすごく気持ちのいい人なんですが、無限列車の話はたった2巻弱。

しかも8巻途中ではバトルも終了しちゃってる。

なのに、実質煉獄さんが活躍するのは1巻分もありません。

で、後半急にかっこよくなっちゃうから困りものです。

(後日談もありますけどね。)

それまでキャラが確立されていなくて、「うむ!!」みたいな人だったのに、8巻読んだらもう、泣くしかないじゃないですか!

無限列車は、列車を降りてからの方が熱量が高い

そんな事で早逝してしまう煉獄さんですが、その死に様からか、ファンがとても多いみたいです。

いや、あれ読んだら「嫌い」なんていう人いないでしょうね。

私だって泣きましたもん。

でも、これは独り言なんですが、無限列車が始まった時点では、もしかしたら煉獄さんの死は決まっていなかったのかもしれないなって思うんです。

6巻の終わりでは、連載を終了すべく、少し話を急いで進めた感じも否めない。

でも、途中から色々と大人の事情で、話を繋ぐ山が必要だったのかと・・。

これは、ただの素人考えかもしれませんが、あながち間違っていないのではないかとも思うのです。

何故なら、無限列車編は、列車を降りてからの方が熱量が高い。

詳しい話は避けますが、無限列車の中では、あまり煉獄さんは活躍していません。

後付けで、煉獄さんが一人頑張って列車にダメージを与えたことになっています。

後から描かれる伏線はあるものの、精神世界の描写も凄く少ない。

それが急に、列車を降りた途端のあの熱量・・。

『鬼滅の刃』には、名シーンや名セリフが多数ありますが、8巻序盤から煉獄さんの最後まで、名シーンと名セリフだらけです。

子供が何で『鬼滅の刃』に騒いでいるのか分からない親御さんは、原作を読むかアニメを見た方が絶対いいです。

列車内の精神世界をどう描くのか興味がある

所で、制作陣は「無限列車」の映画にどういった脚色をするのか、私はとても興味があります。

無限列車の中も、面白い事には面白いのですが、精神世界に入り込んだりするので、映像だけだと難しい部分があると思うのです。

精神世界の話は好き嫌いがあり、退屈に感じる人も多そうです。

哲学的で分かりづらい部分もあり、原作ではかなり文章の説明が入っています。

でも、映画では多分、ナレーションを使ったりはしないんじゃないかと思うのです。

いったいどういう表現になるのかとても気になります・・。

ナレーションなくして、全て映像で語られるのか??

ナレーションの代わりに、セリフで補うのか・・?

実際、TVで放映されていたアニメもナレーションは入らず、説明カ所は全て映像で表現されていた。

原作にはない脚色もありましたが、あれだけ完成度の高い『鬼滅の刃』を制作したufoテーブルなので、映画も期待しています。

無限列車の中と外、どちらもバトルがあるけれど、映画には尺もあります。

多分後日談はやるに違いないと思うので、どの部分をメインに持ってくるのか、それもとっても気になります。

やっぱり・・、列車の中よりは、降りてからかなぁ・・。

それとも、もう2期が決まっていて、2期を後日談から始めるのか・・。

そんな事で、煉獄さんは私にとっては先述したような立ち位置のまま、死に様だけがかっこよくて泣かせるキャラなのですが、原作はこのあたりからメジャー感が急加速していきます。

煉獄さんの死は、間違いなく原作の一つの転機であったに違いなく、原作を読めば涙が出て、映画を見たら間違いなく号泣するに違いない作品になるでしょう。

私は絶対見に行くんですが、もしかして『鬼滅の刃』の事を知らなくて検索で私のブログにきた人は、アニメだけでも絶対に見た方がいいです。

流し見してはいけません。

作画の美しさと迫力の映像を、画面の前で正座してみてください!

『鬼滅の刃』のアニメはレンタルショップにもありますが、U-NEXTHulu、アマゾンプライムなどで見る事ができます。

まだ見たことない方、気になる方、映画に連れて行って欲しいとお願いされてるお父さんやお母さん、ぜひ予習して、鬼滅の世界を楽しんでください。

(本ページの情報は2019年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)

実際に見に行った映画の感想はこちらです。

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