鬼滅の刃【無限列車編】の感想は『すごい出来』でした

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映画『鬼滅の刃・無限列車編』パンフレットより表紙

『鬼滅の刃 無限列車編』は、こんな映画でした。

内容濃い!!

濃すぎ!

見せ場見せ場の連続で、2時間とっても長くて疲れる!!

だって、前半魘夢とバトルして、後半猗窩座とのバトル。

前半棒読みの煉獄さんの後半のあの活躍。

で、猗窩座の声は、石田彰なの??

石田彰って、カヲル君の声優じゃん!

そんな甘くて爽やかな声で猗窩座なの???!

それになに、善逸の復活シーンかっこ良すぎでしょ!

ビックリして全身鳥肌たっちゃったじゃん。

そして、魘夢バトル・・・。

これはもう・・、fate??

ていうか、ハリウッド映画を見ているの?私達は・・??

そして・・・、煉獄さん・・、煉獄さん!!

れんごくさぁ~~~ん!!

という所で、ちょっと逆張りのピーコ風に文章を始めてみましたが、映画『鬼滅の刃・無限列車編』観に行ってきました。

新宿では異例の1日40回上映と狂っていますが、わが北海道でもスクリーンを駆使して1日20回上映とかで、お祭り状態です。

映画はすごく良かった・・。

どれだけ丁寧に作ったのか・・。

このコロナ禍のなか、延期もせずにちゃんと公開予定日に公開された。

アニメがすごくヒットして、その作画も大きく評価された『鬼滅の刃』の映画化。

『期待外れ』との感想を抱かせるかもしれない事へのプレッシャーをはねのけて、上映作品は素晴らしかったです。

今日は『無限列車編』の感想ですが、素晴らしすぎて、素晴らしかったとしか書けません。

泣くだろうと思っていたけど、やっぱり泣いちゃいました。

ていうか、劇場中が泣いた。

バトルシーンは大きく加筆されていたけれど、設定やストーリーに大きな改変は無く、原作主義の方にも納得いける仕上がりだと思います。

今日の記事はネタバレはあるというか、原作を知っている前提で記事を書いています。

内容を知りたくない人はご注意を。

私は後日談までやって、煉獄邸から戻る炭治郎の姿で終わりかなと思ったけど、違いました。

後日談やらなかったらさ、知らない人は煉獄さんのお父さんひどい人で終わっちゃう・・。

けどいいか、素晴らしかったから・・。

そんな煉獄さんの記事を以前書きました。

良かったら後で読んでやってね。

無限列車のあらすじなんかも⤴の記事で書いています。

鬼滅の刃は原作も良かったけど、アニメは多分、原作以上

『無限列車編』、分かっていたけど、想像の上を行く映画の出来でした。

素晴らしかった・・。

製作はテレビバージョンと同じ、美しくて丁寧な作画に定評のある「ufotable」。

気合と意気込みが伝わってくる、圧巻の映像でした。

よく、アクションやCGだけでも語れてしまう映画がありますが、『鬼滅の刃』も同様。

映像だけでも語れてしまうレベルに達しています。

それに加えて、魅力的なキャラクター達。

鬼滅がこんなに人気が出たのは、アニメの影響はあるけれど、キャラクターが魅力的なので、ファンの心を掴んで放さないんですよ。

そんな魅力的なキャラクターたちの活躍は、コミックを忠実に再現し、更に動いて喋ってくる。

原作部分ではちょっと流しちゃったセリフなんかも、ずしっと心に響いてきました。

今回も、炭治郎の素直さに微笑み、弱さを吐露する場面に心えぐられた。

途中、魘夢は惨殺された家族から責められるという悪夢を炭治郎に見せますが、炭治郎は一瞬で「言うはずないだろう!そんな事を!俺の家族が!!」と返します。

炭治郎自身は、家族を死なせてしまった事で自分を責めています。

だけど、家族はその事で自分を責める気持ちを持っていないと確信して疑う事をしない。

『そんな事を言うはずない』と即答できる炭治郎の純真さというか、疑いのなさに、はっとさせられます。

そして、成長した伊之助の後半のセリフ。

あれで泣きにとどめを刺されちゃった人は多いんじゃないかな??

原作はもちろん面白かったけど、読むときの状況や時間の余裕、メンタルなんかにも影響されて、大事な所をちょっと流しちゃったりするわけですよ。

そこを、全集中の鑑賞環境に加え、圧巻の映像と音楽、声優さんの迫真の演技と語りかけで、直に脳に響いてきます。

ビバ!映画館!!

やはり環境は大事!

映画館で見てこその感動!!!

煉獄さんは主役なので名言があるのはいいとして、『無限列車編』には沢山の名言があるのですが、コミックではちょっと流しちゃった、炭治郎の「悔しいなぁ、何か一つできるようになっても、またすぐ目の前に分厚い壁がある。」というくだりや、伊之助の「生きてかなきゃならねぇ。」というセリフ。

皆が泣きながら叫ぶから、観客もみんなもらい泣きです。

この話がコミックに収録されたころは、まだコマの使い方のメリハリが少なくて、アピールにも若干欠けていました。

戦闘自体も短く、原作ではかなりあっさり決着がついちゃいます。

それでもこんなに訴えてくる鬼滅の刃はすごいんですが、漫画の部分で足りなかった見せ場を、アニメはストーリーの改変なしに細かい描写やアングル、映像で表現でしてくるんですよ。

アニメの真骨頂というか、映像化の醍醐味というか、もうずっと見せ場です。

原作愛の人にはもしかしたら、『演出過剰』という感想を抱かせるかもしれませんが、下手なアクション映画なんかよりも迫力の映像、是非見てもらいたい。

魘夢変身後の目玉とか、迫力通り越していっそ美しかったよ。

魘夢は嫌いな鬼だったんですけど、映画ではなかなか美しく作画されていましたね。

煉獄さんの変化にも注目!

ここで、「うまい!うまい!」

「俺の継ぐ子になるがいい!面倒見るぞ!」

と、登場時からしばらくハイテンションの喋りが続く煉獄さんについて語ってみましょう。

映画序盤、そこをちょっとオーバーに表現するように、映画らしい脚色やちょっと寒い静止画像が入っています。

わりとコメディタッチのパートもある映画なんですが、この後のことを知っている人が多く、笑える部分で全く笑えないのも、この映画の特徴ですね。

列車が脱線したあたりから周囲はソワソワし始め、ピーンと空気が張り詰めました。

皆さんの映画館ではどうでした??

私はこの煉獄さんが後半、どんな演技をするのかずっと興味がありました。

感動した・・。

原作通りというかそれ以上というか・・。

ハイテンションでちょっと変わった人だと思わせる、よもやよもやの煉獄さんから、徐々に柱の顔を持つ煉獄さんに変わって猗窩座とのバトルからラスト、母親が迎えに来るまで。

今際の際に語る煉獄さんの言葉は、静かで穏やか。

喘いだり、苦しそうなそぶりは一切しない。

死にゆく人間がこの世に未練を残す、お涙頂戴を一切しないのだ。

すごく響く言葉を残すから、しっかり伝わるように瀕死の演技をしないのだろう。

前に書いた記事では、「パーソナリティが確立しないまま、死に様だけがカッコいい」とか書いちゃったんですが、まぁ、そこは変わらないんですけど、かっこよかったです。

映画が終わって、「煉獄さぁ~~ん!」と言って、人目を憚らず泣き出した女子が、映画館にいたくらいですから。

無限列車の感想は、凄かったとか感動したとか美しかったとか、語彙力以前の問題ですが、見に行って本当に良かったです。

これまで、ジブリやディズニーは特別で、アニメの映画ってこんなもんだろうと思っていた層って多いと思うんですよ。

制作したufotableはこれまでも作画や表現には定評がありましたが、それは元々のアニメファンだけが知っていて、あまり一般的ではなかった。

今回『鬼滅の刃』の制作をしたことで、アニメをあまり熱心に見ない層の目を肥やしてしまった。

これは、他のアニメにとってもかなりハードル上がるんじゃないでしょうかね。

時間や予算に余裕がないとあそこまではできないと思うけれど、今までは、一部のファン向けに『作っておけば喜ぶだろう』スタイルで作っていた会社さん、もう通用しませんよ。

公開スケジュールがキツキツで、現場が壮絶になるのは好ましくないと思うけど、鬼滅の刃という社会現象は、アニメが見直されるきっかけにもなると思うので、このまま興行成績のトップを突っ走っていってほしいと思います。

それではまた。

絶対映画とアニメを見てね!!!

あ、原作も読んでね!