【鬼滅の刃】20巻感想とあらすじ。「おれは宇随さんほど体格に恵まれていないから」の一言が刺さった、読みものとしての鬼滅

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『鬼滅の刃』20巻が発売されました。

超人気漫画なので、北海道でも一斉販売となり、発売日に店頭に並びます。

今回は、通常版と絵葉書付きの2バージョンが発売されています。

せっかくなので、絵葉書付き(900円+税)を購入です。

かわいいねぇ~!

ポストカードはケース付き。

手触りや質感にまでこだわった紙はとても上質で、フレームに入れて飾っても素敵ですね~。

実は、表にも小さい絵がついていて、とても凝ってるデザインです。

このポストカードでお手紙が来たら感動モノですね。

さて、今日の記事は感想とネタバレを含みます。

よもやこの記事でネタバレ喰らったとか言う方はいらっしゃらないと思いますが、先にお断りしておきます。

話は戻って20巻。

無惨戦にむけて、バトルもスパートといった感じですが、本誌も追っている私としては、長すぎた無惨戦を振り返るにあたり、20巻は読み物として秀逸だったなという感想を持ちました。

作者、吾峠呼世晴さんの真骨頂ですね。

無限城の後半戦は、何となくひねりのないバトルが続いてダレるなと思っていましたが・・・。

『鬼滅の刃』20巻あらすじ

19巻は、不死川さんと上弦の壱との戦いに、悲鳴嶼さんが助太刀に入り、「さあ、逆転」という所で終わっています。

伊黒さんと蜜璃ちゃんは、鳴女と戦っているので別の空間。

残念ながら20巻には登場せず。

童磨を倒したカナヲと伊之助は、仲間と合流しようと急ぎます。

上弦の壱と死闘を繰り広げながら、痣を発現させた実弥は悲鳴嶼さんと連携し、バトルを繰り広げます。

一方、磔にされた無一郎はなんとか自力で脱出。

まだ生きている玄弥に乞われて、残されていた上弦の壱の髪の毛を、玄弥に与えます。

 鬼食いをしている玄弥、身体は殆ど鬼と化していますが、上弦の壱の髪の毛を喰らった事により、真っ二つになっていた胴体が繋がりました。

・・・、無残様の血、恐るべし・・。

ここで、玄弥の身体には変化が訪れます・・。

一瞬形勢逆転と思わせて、引き続き難しい戦いを強いられる悲鳴嶼さんと実弥。

そこに割って入る無一郎。

悲鳴嶼・実弥との共闘により、一瞬の隙をついて無一郎は上弦の壱に刃を突き立てる事に成功し、玄弥は遂に、血鬼術を発動します。

決死の覚悟で一矢報いた玄弥、攻撃を受けて致命傷を負ってしまいますが・・。

このあたりから、上弦の壱の回想を挟みながらのバトルが続きます。

死を覚悟した無一郎が発生させた赤い刃。

最期に放つ、玄弥の血鬼術は功を奏すのか・・?

そして・・・。

上弦の壱の過去とは・・。

果たして、戦いの結果は・・・????

体格が恵まれていないという一言は、ただの説明なのか。

と、こんな感じの20巻冒頭、上弦の壱との闘いの中で刺されてしまった無一郎、出血が止まりません。

『俺は宇随さんほど体格に恵まれていないから、数時間で失血死する。』

と心の声で解説が入ります。

そういえば、遊郭編の天元さん、ボロクソにやられながらも生還したっけ・・。

遊郭編面白かったな・・、などと思い出しながらも、私は無一郎のこの言葉にぐっと来てしまいました。

いや、ほんと、体格って、持って生まれたものだから、どうにもならないんですよ。

努力してもかなわない事があるというのを知ることは、人生では何度も経験します。

才能然り、体格やスタイル然り。

20巻ではこの後上弦の壱と、双子の兄弟縁壱(よりいち)との回想が始まり、奇しくも「持って生まれたもの」に対する妬みや嫉妬、憧れや焦燥感を語る部分につながりますが・・・。

おっと、ただ漢字で壱を表したかった作者のセンスか、かけているのか・・。

上弦の「壱」と、縁壱さんの「壱」は同じ字を書くんですね。

ただの状況説明の可能性が高い無一郎の言葉だけど、やっぱり引っかかるのは人生長いからなのか

『俺は宇随さんほど体格に恵まれていないから、数時間で失血死する。』

私はこの一言に色々思う所はあったんですが、この時のセリフは、物語のただの説明部分だったのかもしれません。

もしくは、無一郎の死が近い事の説明だったり、物語のスピード感やスリルを出す演出の部分。

でも、無一郎の「何の役にも立ってない」という言葉が、柱になるほど強いのに、人知れず体格のビハインドを後ろめたく抱えこんでいたとういう事の表れなのかとも思っています。

本当、体格が恵まれている人って、それだけで武器だから・・。

いや、無一郎、君は上弦の壱に刃を突き立てたではないの・・。

そんなこんなで、上弦の壱の心の深い部分の吐露と心の風景を描いたところで20巻は終了です。

上弦の壱の過去は、猗窩座の過去と張りますね。

内容としては、双子で生まれたことによる格差や、追い越される恐怖、敵わないと知った時の無力感や苦悩、双子の弟の清らかさに自己嫌悪に陥る上弦の壱・・。

と、こんな感じなんですが、長い文章を挟みながらの回想。

文章長いんですが読みやすく、このあたり、作者の光る所を感じます。

そういえば、『鬼滅の刃』の序盤は、文字が多かったよなと思い出す。

縁壱さんね、大人になってからは冨岡さんにちょっと似ていて、子供の頃は炭治郎なんですよね。

あんなに差をつけられて育てられたのに、そんな清い心ってある?

一種のメルヘンですよこれは。

才能もあるのにそんな清い心って、そんな人がそばにいたら、影の自分は卑屈になるしかありません。

縁壱の方は、一体どう思っていたのでしょう??

実は、この大分後に縁壱の話が入ります。

が、20巻にはまだ収録されていません。

色々心の深部に訴えてきた20巻ですが、何となく、自分の子には、そんな気持ちを知らずに生きて欲しいなと思ってしまいますが、どっこい、そんな経験のない人間なんて、この世の中には・・、いないでしょうね。

と、言う訳で『鬼滅の刃』20巻。

ついているポストカードは良品。

転売を警戒して、ポストカード付が品切れでも、集英社側は重版で対応するとアナウンスしています。

本誌もいよいよクライマックス。

来週本当に最終回を迎えるのかも気になる所ですが、ここまで来たからには、最後までおつきあいしますよ。

読んでいただき、ありがとうございました。

それではまた。

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