【エロイカより愛をこめて】職場に現れるジェイムズ君

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画像は『魔弾の射手』/青池保子 表紙より

私が好きな漫画作品の中に『エロイカより愛をこめて』というのがあるのですが、今日は、その漫画に登場する「ジェイムズ君」についての、短いお話。

当時の秋田書店は熱かったな・・・

『エロイカより愛をこめて』は、主に、冷戦時代のドイツを舞台に繰り広げられる、スパイアクションコメディで、お耽美あり、BLあり、ナンセンスあり、政治ありのとても面白い漫画なのですが、所々休載を挟み、今も連載は終了していないのですが、実際は開店休業状態のようですね。

先に「主に」と書いたのは、『エロイカより愛をこめて』は、連載中にその方向性が大きく変わったためであり、時代と共にベルリンの壁が壊されたり、KGBが解体となったりと、色々あったため、こんな書き方となっています。

『エロイカより愛をこめて』は誰もが面白く感じる作品ではないのですが、その筋(?)からは絶大な人気を博していて、長らく休載している今も、根強くファンが残っています。

何を隠そう、「このブログの管理人」として、私が顔を隠すのに使っている本も、『エロイカより愛をこめて』の登場人物「クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ」少佐のハードボイルド作品、少佐が超カッコいい、エロイカのスピンオフ『魔弾の射手』です。

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電子書籍のストアなどでは見当たらなかったので、読んでみたい方は、ご購入を・・・。

それにしても、エロイカは1970年代後半から80年代に人気を博した漫画なのですが、この時代の秋田書店には、「マカロニほうれん荘」や「ブラックジャック」に「こまわりくん」、「悪魔の花嫁」「王家の紋章」等々、熱い漫画が多かったなぁ・・・。

で、職場に現れるジェイムズ君(?)

ところで、この『エロイカより愛をこめて』に登場するのは、金髪巻き毛の主人公「伯爵」と、伯爵の取り巻きというか、お世話係。

黒髪クールなNATOの将校「少佐」と、有能無能な部下たち。

ソ連(今はロシア)のスパイ「小熊のミーシャ」等々なんですが、伯爵の経理係兼お世話係として登場するのが「ジェイムズ君」です。

伯爵一味は皆伯爵の事が好きなんですが、ジェイムズ君は、作品中一番変貌を遂げたキャラの一人であり、エロイカの中でも一番の際物であり、一番ファンから愛されているお惚けキャラという事で、多分間違いないでしょう。

ええ、私には、この記事の向こう側で「うんうん」と頷くあなたが見えます。

『エロイカより愛をこめて』ジェイムズ君のコマ写真
画像は『エロイカより愛をこめて』/青池保子/秋田書店より引用(この話とても好きなのね、私)

連載開始時には、不健康そうな細身の優男で多少クールな感じだったんですが、文庫版2巻目にして、上の写真のような感じ。

ストーリーも後半になるとなかなかの個性を発揮しちゃう彼ですが、以来、私は、自分より年下で、ちょっと不健康そうで、パーマがかかっているひ弱そうな男の子がくると、勝手に彼の事を心の中で「ジェイムズ君」と呼んでしまう癖がついてしまいました。

体が細いのに、更に細身のスーツなどを着用し、そのスーツがピンストライプなんかだったらもう、間違いなく「ジェイムズ君」です。

そう、私は仕事中、たまに来る取引先の不健康そうな彼を、心の中でジェイムズ君と呼んでいるのだった。

彼らもきっと、よもや自分の事を心の中で「ジェイムズ君」だなどと、訳の分からない呼び名で呼ばれているとは気づくまい。

だけどこのネタ、一定の人にしか通じないので、誰にもまだ言ったことないんですよね・・。

だれか賛同してくれる人いるかなぁ・・・???

う~ん・・・。

今日の記事は、それだけ。

お耽美BLの走りでもある(と書いたら竹宮恵子ファンから怒られそうですが)、『エロイカより愛をこめて』は、絵柄やそれ系の表現を一切受け付けない人もいるけれど、私はすごく好きなんですよね。

今読むと時代錯誤なセリフや少女漫画然とした表現に、共感性羞恥心を発揮しちゃうかもしれないけれど、興味ある人は読んでみて下さいね。

作者の青池保子さんは、エロイカの前作『イヴの息子たち』の連載中に、自分の画が下手すぎるからと、みっちり絵の教室に通ったそうです。

あるあたりを境に、青池さんの絵がすごく上手くなり、画力が上がっているのが分かると思います。

この漫画は、そんな所もお楽しみです。

それではまた。