インターネットをいじっていると、色々な所に広告が入りますよね。
私の場合は、WEB漫画のサイト広告が入る事が多いのですが、最近頻繁に入っていて気になっていた『社内探偵』という漫画を読んでみたら、意外と面白くて、更新される度に読んでいます。
しかしこれ、一体どこで連載されているのかと思ったら、「コミックなにとぞ」とかいう、WEB漫画専用のサイトなんですね。
最近はジャンププラスの連載も熱いし、このままWEBコミックが世界を席巻していくのかなぁ・・。
私は、紙派なんだけど・・。
『社内探偵』のざっくりしたあらすじと、面白さ
『社内探偵』は、現在Webコミック誌で連載されていますが、ピッコマとかまんが王国、kindle等、WEB漫画が読める所であれば、大体どこでも読む事ができます。
そんな訳で、広告に誘われて、ついクリックして読んでしまった『社内探偵』ですが、意外や意外、面白いです。
絵柄が若干古いので、既に完結している作品だと思ったら、まだまだ連載続行中。
本編の方はまとまりかけているようなんですが、この作品は、まだ完結はしていません(2022年3月時点)。
原作はegumiさんという方で、作画はかたおかみさおさんです。
かたおかさんのキャリアは結構古く、一時レディースコミックに描いてた時期もあったような記憶ですが、最近は他にもWEBで描いていて、人気を博しているみたいです。
で、この社内探偵という作品、飯田美和(以下美和)という、顔がとっても可愛くて、スイートでふんわり系、男は皆自分の味方みたいな、絵にかいたような女子が出てきます。
しかも、この子のサボり癖がひどく、仕事も全くできない。
なのに、職場の上司や男性の同僚は彼女にデレデレと甘く、苦言を呈する者もいないという、これまた再び絵にかいたような、同性から嫌われる女子が登場します。
そんな美和に、調子よくいつも仕事を押し付けられている、先輩で同僚の松原さんは、耐えかねて人事に相談しに行きます。
しかし、敵も去るもの。
サボりまくっている美和の欠勤は、有休消化の範囲内であり、当日欠勤であろうと、社内規定により、処罰や指導等の対象にはならないのでした。
がっくりとうなだれて人事を後にする松原さん。
それを見送るのは、社内探偵の任を受けた、人事の久我(くが)。
優秀な人材が、ストレスでパフォーマンスを発揮できないなんて会社の損失。
何か力になれないかと、人事データを掘っていくうちに、意外なものを見つけますが・・・。
とまぁ、こんな感じの序章で、ストーリーはどんどんサスペンス色を帯びながら展開していくのですが、よくもこんなに、同性に嫌われる女の子を描くなという感じです。
実際美和ほどの子は稀なんだけど、『あ~~、こういう女大嫌い。』という、読者の心の声が聞こえるような、絶妙のキャラ設定に、分かりやすい物語付け。
退屈な日々に飽きた、読者の作品に求めるちょっとした負の感情を、上手く刺激してきます。
この手の漫画って、一定の需要があるし、実は、私もたまに読みたくなる時があるんですよね。
「コミックなにとぞ」に連載されている漫画には、いくつかこういったものがあります。
で、序盤はこんな感じで、美和が成敗されていくストーリーなのかと思ったら、今は意外な方向に話が進んでいるんです。
勧善懲悪系の単純ストーリーかと思ったら、意外と深い所が表現されていたり、美和がちょっぴり成長したりという中に、サスペンスや推理の味付けがあり、意地悪心を刺激されたりスッキリしたりと、ついつい読む手が止まりません。
この作品は電子で販売されていて、既に25話を超えているようですが、実は私も序盤と思われる14話(WEBのカウントでは53話)までしか読んでいないので、この先とても気になります。
さっと調べた所、紙媒体では販売されていないようなので、ちゃんと読むならどこかの電子書店に登録となります。
という事で、意外な面白さの『社内探偵』。
こうやって、Webコミックがどんどん成長していくのだろうか??
ネットの広告に出てくる事の多い『社内探偵』は、何となく気になっている人も多いはず。
なかなか面白いので、立ち読みでも、読んでみてはいかがですか?
20歳以上なら、共感できるところが多いはずです。
それではまた。