今日は、週刊少年ジャンプで絶賛連載中。
コアな人気を誇る『チェンソーマン』のご紹介です。
私は前作「ファイアパンチ」の途中で挫折してしまったのですが、『チェンソーマン』に関しては、荒い所もあるけれど、面白い漫画だなと思って読んでいます。
息子曰く、「ファイアパンチのダメだったところをすべてクリアして、作者の藤本タツキさんのすごい所が発揮されている」作品だそう・・。
そうなんだ・・。
トレンドに乗り遅れるな!
若者及び中高年よ!!
という事で、「チェンソーマン」あらすじです。
チェンソーマンは、「このマンガがすごい!!オトコ編2021」で第一位を獲得している!!
「チェンソーマン」は、週刊少年ジャンプにて連載中の少年漫画。
2020年のこのマンガがすごい!!オトコ編で4位、更に翌年の2021年には、堂々の第一位にランクインした、今とてもホットな漫画です。
ジャンプ漫画には似つかわしくない作風と勢いのあるセリフや思想で、インターネット上で常に話題が集中しています。
今回は、ストーリー概要と最新6巻までの大まかなあらすじを書いていきます。
最新7巻のあらすじと感想はこちら。
1巻「犬とチェンソー」
主人公の少年デンジは、父親が残した借金を返すために働く、雇われのデビルハンター。
犬のポチタとともに、悪魔を狩って生活しています。
しかし、ポチタは可愛いなりして実はチェンソーの悪魔。
お互いどん底で知り合い、助け合って生きています。
なんでデンジが住んでいる世界が悪魔と共存しているのかは、コミックを読んでね。
(この漫画の世界観として、普通に悪魔がその辺にいるらしい・・。トマトの悪魔とかが冒頭に出ますが、可愛くないので注意。)
ある時、デンジをハンターとして雇っているヤクザが、ゾンビの悪魔と契約したことにより状況は一変。
新たな力を手に入れたヤクザはデンジが不要になり、デンジは殺されてしまいます。
はっ??
主人公いきなり死んでんの??
という所ですが、死の底で、ポチタはデンジに「自分の心臓をあげる代わりにデンジの夢を見せてほしい」と願います。
ポチタは、デンジがポチタに語りかける夢の話が大好きだったようです。
でも、夢の話って、『パンにジャムを塗って食べたい。』とか、『女の子とイチャイチャしたい。』などの他愛のない事。
なんだか、純朴で泣けます。
え・・、なんかもしかして・・。
泣ける話か??
(絶対違う)
契約は成立し、二人は融合。
デンジとポチタはチェンソーマンになり、息を吹き返します。
ゾンビの悪魔をチェンソーの力で退治したのち、その活躍を見た公安のマキマという女に雇われることとなったデンジ。
先輩である早川アキと、バディである血の魔人”パワー”とともに悪魔退治に勤しむことになります。
あ、因みに魔人とは、人間の死体を乗っ取った悪魔の事です。
デンジもチェンソーの悪魔と融合していますが、魔人との定義とは違うとの事。
デンジとは一体何なのか。
そして見つけた彼の目標とは・・・。
ひとまずのところの彼の目標。
それは・・・
「胸を揉む!」
はぁ?何言ってんの??
って感じですが、それまでのデンジの生活は貧しく、教育も受けていない為騙されやすい人生を送って来たんです。
そんな中、バディである「パワー」の様子がちょっとおかしい。
アキは、悪魔を信用するなというけれど・・。
2巻「チェンソーvsコウモリ」
唯一心を許している猫を人質に取られていたパワーは、デンジをはめようとしていました。
「胸をもむ」という自分の夢を叶えるため、パワーの猫を人質に取った蝙蝠の悪魔と戦うデンジ。
第二巻は、そのバトルの途中からです。
「チェンソーマン」のバトルって、意外と早く決着するんですよね。
結局デンジは辛くも勝利をおさめますが、「蝙蝠の悪魔」の彼女である、「蛭の悪魔」との連戦に突入!
どっちの悪魔もキモいです。
胸を揉むために満身創痍で戦い続けるデンジですが、貧血により敗色濃厚。
そこへアキが助けに入ったことでなんとか事なきを得、パワーとの絆がうっすらと繋がります。
バトルが終了し、ついに胸を揉めたデンジですが、思っていたのと違ったため凹んでしまいます。
(ここは、漫画を読んで欲しい)
ククッ、せっかく胸が揉めたのに残念だな。
こんなものなのか??自分が求めていたものは??
と、青年らしく落ち込むデンジですが、マキマとの濃厚接触により立ち直ります。
ほんと、マキマってやつは狡猾ですよ。
ここで立ち現れるこの物語における仇敵、それは「銃の悪魔」。
5分弱で120万人を殺したという、銃の悪魔を殺せば何でも願いをかなえてくれるというマキマ。
デンジは新しい目標に向かって歩みだし、アキの先輩である「姫野」率いるチームと合流し、悪魔が立てこもってるというビルに突入します。
ちなみにこの巻には「夢バトル」回が収録されています。
読んでないと分かりませんが、読めば分かるさ。
力比べで勝利した方の夢が強いだろうというトンデモ発想です。
ちなみにデンジの夢は「胸を揉むこと」です。
・・、またか。
つまりデンジに負けたらそいつの夢は「胸を揉むこと」以下になるというわけです。
どうしてそんなこと思いつくの!!
と息子は感動したようですが、こういう所の話の流れがチェンソーマンは秀逸です。
そんなこんなで、2巻ではパワーが早川家に居候となり、アキとデンジとパワーの3人暮らしが始まり、途中、銃の悪魔の説明や、アキの子供時代の話が混じります。
強大な銃の悪魔は、移動時に自分の肉片を落とします。
それをある程度集めると合体し、本体に戻ろうとします。
それをヒントに銃の悪魔の居場所を探ろうという作戦で、アキ達公安は動いているようです。
2巻後半は、肉片に呼び寄せられるように辿り着いたホテルでのバトルとなり、姫野とアキがバディを組み始めた頃の回想が入って終了です。
なんかね~、ホテルに閉じ込められちゃったみたいよ。
3巻「デンジを殺せ」
悪魔が立て籠もるビルに突入したデンジたちですが、「永遠の悪魔」の策略により脱出不可能に!
悪魔側は、「デンジを差し出せばビルから出す」という契約を持ち掛けますが、アキたちはそれを断ります。
しかしながら打開策をもたない面々は次々にパニックに陥り、狂ってしまいます。
おまいら、公安なんだからしっかりしろよ・・。
この状況のなか、デンジは自ら悪魔に食べられることを決意します。
デンジなりの作戦があり、食べられることを決めたようです。
その戦略とは、食べられながらも内側からチェンソーで攻撃し、死にたくなるまで痛めつける事。
なんと、弱点のないという永遠の悪魔を殺しつづけるという荒業に出ます。
デンジの方は、危なくなっても血を飲めば復活できるので、攻撃した悪魔の血を飲めば、永遠にバトルが続くわけです。
げぇ~・・、悪魔の血・・。
3日間にわたる悪魔との根比べに勝利したデンジ。
悪魔側は、「これ以上苦しみを味わいたくない。」と言い、デンジに急所を差し出したことで、バトルは決着します。
飲み会シーンや日常パートを挟むも、すぐさま新たな戦いが。
「永遠の悪魔」とのバトルの後は、キャラクターたちの性格や生活が描かれる日常パートのストーリーが入ります。
公安連中の飲み会の回は、なかなか面白かったですね。
そして新たな展開・・。
規制されているはずの銃を持ったテロリストに公安のデビルハンターが一斉に襲われ、公安側は一気に壊滅状態に陥ります。
デンジたちも襲撃を受けて、状況は最悪に。
襲撃してきたのは、テロリストに刀の悪魔の心臓を持つサムライソード。
それから蛇の悪魔を従える女・・。
バトルは派手に展開していき、犠牲者を出しながらも厳しい戦いです。
・・・、結局、自分の命を犠牲にした 姫野の一手により、なんとか態勢を立て直そうと奮闘しますが・・・。
この巻には、インターネットで話題を呼んだ「ノーベル賞」の回と「ゲロチュー」の回が収録されています。
・・・、ゲロチューとか・・狂ってます。
4巻「銃は強し」
サムライソードとの死闘は、デンジ達にかなり不利な展開となります。
京都に到着したマキマ自らの行動で何とか襲撃をしのぎ切ったデンジたちですが、ほとんどの隊員が死亡してしまいます。
ここで、マキマに関して大きな謎や疑問が出ますが、これはまた先のお話。
マキマが使った術は、凄まじかった・・。
マキマこぇぇな・・。いったい何者なんだアイツ・・。
残った戦力を結集して新たな部隊を編成し、一行は、テロ犯との決戦に向けて準備。
デンジとパワーは戦闘力不足の改善のために修行に行きます。
この辺からチェンソーマンは急展開していきます。
修行回といえば退屈なものになりがちですが、泥臭くはなく、アル中である岸辺先生という強力キャラの投入とデンジとパワーのタッグにより、飽きの来ない展開となっています。
修行を終えたデンジとパワー、そして新たに「未来の悪魔」と契約したアキ。
さらに、公安側に新たに登場した「鮫の魔人」・「蜘蛛の悪魔」・「暴力の魔人」・「天使の悪魔」たちとともに、テロ犯の立て籠るビルに突入します。
蛇の悪魔を従える沢渡と対峙したアキ。
沢渡はなんと、姫野が従えていた「幽霊の悪魔」を繰り出し、アキとの因縁の対決になります… 。
天使君とペストマスクは人気の高いキャラです。
5巻「未成年」
幽霊の悪魔とアキの対決。
ここはちょっと不思議な展開なんですが、たくさんの腕を持つ幽霊の悪魔(「ゴースト」と姫野に呼ばれていた)の一本の手から、姫野が遺した「Easy revenge!(気楽に復讐を!)」のメッセージ我入ったタバコがアキに渡されます。
姫野の最後の契約は、自分の全部をゴーストに差し出す事。
もしかしてあの手は、ゴーストに食べられた姫野の腕だったのか??
姫野とのやり取りを思い出したアキは、幽霊の悪魔、そして沢渡に勝利します。
一方デンジもサムライソードとの戦いに決着をつけます。
戦いに勝利したデンジは、サムライソードへの報復として、アキに金玉蹴りを提案。
(???、金玉蹴りっていったい・・・。)
金玉蹴りとは!!
「警察が来るまでお互いにサムライソードの金玉を蹴りあい、どっちがより大きな叫び声をあげさせられるか」
という、恐ろしいルールの対決方法です。
この対決で、デンジとアキは親睦を深める事ができました。
・・・・・・・。
(想像するだけで気絶しそうだな・・)
ところで、テロ犯の襲撃時に言われた「おまえには人間の心がない」という言葉により若干気を落としていたデンジですが、マキマにデートに誘われて、少年らしく復活します。
なんかもう、甘酸っぱいな。
これだから若者は・・・。
デートで復活したデンジ。
マキマ以外の女を好きにならないと心に決めますが、新たにレゼと名乗る少女に出会います。
話は前後しますが、パワーは血を飲み過ぎて血液過多となり、一旦退場します。
その間のデンジのバディはサメの魔人「ビーム」。
彼は、なぜかチェンソーの悪魔の事を崇拝しています。
そして、アキのバディは天使君となります。
さて、典型的なボーイミーツガールで出会ったデンジとレゼ。
過度なボディタッチと親しみのある言動によりレゼのことも好きになってしまうデンジ。
これよりストーリーは、チェンソーマン史上最も切なく完成されたレゼ編に入ります。
学校デートから、二人はネクストステージのお祭りデートに行くことになりますが…
6巻「バン バン バン」
「デンジのことが好きなので、公安の手の届かないところまで逃げよう」と告白するレゼですが、デンジはそれを断ります。
それを聞いたレゼは、実力行使に出るため真の姿を現します。
レゼは、悪魔であり人間でもあるデンジと同じ魔人(本当は魔人じゃないけど、呼び名が無いから魔人とします)ボムだったのです。
ボムの力を使い、デンジを追い詰めるレゼと公安デビルハンターたちの総力戦。
戦いはもつれ込みますが、チェーンを利用したデンジの一手にレゼは敗北。
このままレゼは公安に引き渡されるのかと思いきや、デンジはレゼを助けます。
デンジって、女の子に弱くて、優しいよね。
デンジなりに考えて、レゼと一緒に逃げる道を選びます。
デンジからの一緒に逃げようという告白を受け、その場はあしらうレゼ。
ですが、後日約束の喫茶店へ向かいます。
しかしその途中で待ち伏せしていたマキマと天使の悪魔に会敵し、デンジの初恋は儚く終わりを迎えます。
レゼの最後のセリフ、忘れられません・・。
早足で紹介した「チェンソーマン」。
絵柄やグロテスクな部分に好き嫌いがはっきり分かれそうな作品ですが、デンジの所々純朴でバカな部分に惹かれる人も多い作品です。
ジャンプの一押しにしているファンも多く、人気も急上昇中。
電子書籍のサイトでは、立ち読みが増量されている所も多いので、気になる人は立ち読みしてみましょう。
最新第7巻の感想とあらすじはこちら。
それではまた。