最近・・、気づいていたけど、気づかないフリをしていた・・。
目に入っていたけど、見て見ぬ振りをしていた・・。
ついに、と言うか、結構前から、近所の本屋が、異世界転生ものと、なろう系のコミックで埋め尽くされ、よほどのビッグネームやドル箱コミック、または、アニメ化されたもの以外は、新刊ですら入荷しなくなってしまった・・!!
異世界転生ものは面白いし、なろう系を否定しないけど・・
その本屋は、チェーン店だけど、色々な方面のコミックを網羅していて、すごく刺激的で、センスが良くて、販売数を伸ばしているコミックスはもれなく平積みだったし、手書きのPOPもすごく良くって、お気に入りだった。
しかも、当時売り切れ続出の『鬼滅の刃』もちゃんと入荷していてたし、商業誌SNS問わず、話題作についてのディスプレイが洒落ていたし、なんて言うか、コミックスを含め、本に対する愛情、もしくは販売に対する情熱が感じ取られたお店だったんです。
いやいやいや・・・、別に、異世界転生ものは否定しないし、面白いと思って、私もいくつか読んでいますよ?
なろう系の原作も、それぞれに個性があって、柳の下にはいくつものドジョウがいるんだなと思い知らされています。
でもね、商業雑誌のコミックが、それに負ける日が来るなんて思ってもいなかった・・。
これだけ、色々なところへ作品を発信できる手段がありながらも、商業誌で連載することの難しさ。
だからこそ、WEBコミックとは一線を画したクオリティが、商業誌コミックにはあった・・・・。
と思う。
しかし・・、時代は変わってしまった・・・、のか、変なコンサルを入れてしまったのか、私の愛する本屋は、変わってしまった。
本屋でジャケ買いすることもなく、POPを頼りに、知らない世界へ踏み込むこともなく。
本屋は、ネットで話題になっている異世界転生やなろう系のコミックスへ、売り場面積の3/4を差し出した・・。
もはや、今まで新着で並んでいたコミックスは、予約販売のみとなり、売り場へ顔を出すこともない。
でもね、なろう系の異世界転生コミックスを、レジまで持っていく人間を、私はほぼ見た事がないんですよ。
なぜなら、彼らはすでにネット上で商品を消費しているから。
WEBコミックスの紙版、そんなに売り上げ上がってますか??
販売数って、どうですか??
仕方がないから、私は新刊を定期購入としましたが、本屋で見る楽しみがなくなっちゃったら、別にわざわざ店舗へ行かずともいいんですよ、ネットで買うから。
・・・、違う!!
ネットでも買うけれど、私は本屋へ行きたいの!!
本屋さんて、図書館とも違う楽しみがあるんですよ。
別にWEBコミックスや異世界転生物が悪いんではない。
だけど・・、一体この先、お気に入りの本屋は、どこへ向かうと言うのだろう・・。
まぁ、そんな中でも、なろう系の面白かったコミックス。
ネットが悪いわけでもないのは分かってるけど、納得いかない・・。