画像は、『サラウンド』(リイド社・紺 津名子)第2巻表紙より
つい最近、本屋で大きなコーナーとなっている漫画を見つけました。
リイド社から出版されている漫画で、題名は『サラウンド』。
男子高校生の、光ってないけど眩しい毎日を、日記のように描いた漫画で、大きな起承転結や笑いやドラマはないのに、いつかどこかで見た既視感と共に、甘酸っぱくも、「ふっ・・・」となってしまう漫画です。
立ち読みしたら面白かったので、思わず買ってしまったのですが、この漫画、本来どこで読めるんだ??
しかも、2巻は大々的なプロモーションで大量入荷の平積みなのに、1巻はどこも売り切れ!!
重版中だと思うけど、面白いんだから、セットで並べろセットで!!
『サラウンド』は、リイド社が運営するWEBサイトで連載されている
『サラウンド』は、リイド社が運営する、Webコミックのサイト「トーチ」で、連載されています。
作者の名前は「紺 津名子(こん つなこ)」さん。
(最後に、まとめてリンクを貼っておきます)
ストーリーも数話無料で読めるようになっているのですが、最近はWebコミックの台頭が激しくて、書店で面白い漫画を見つけても、一体どこで連載されているのか掴めなくて、色々苦労をします・・。
因みに作者の紺さんは、Twitterのアカウントも持っているので、フォローをすると、そこから情報を手に入れたり、新しい投稿を読めたりもしますよ。
雑誌連載なら、コミックの最後に「◯◯で連載中!」と書かれていたりするのですぐに分かるのですが、最近は、キラリと光る漫画はWEBサイトが多い事もあって、突きとめるのが大変です・・。
電子書籍のサイトでも立ち読みができるので、WEBの世界がどのようになっているのかもなかなか不明ですよね・・・。
所で、「トーチ」とは、そのサイト自身の説明によると
「トーチ」はリイド社が運営するwebサイト上にある辺境の観光地です。
「トーチ」のプロジェクトは『オルタナティヴな表現』と『自分たちの老後への道筋』を探し、光をあてる(発信する)ことを目的に始まりました。(2014年8月吉日)
トーチより
だそうです・・。
辺境の観光地・・って・・。
出版社としてはマイナーな方だけど、面白い書き方をしてますね。
現在連載されている作品数は、ざっと数えて、99。
カバーとタイトルを見る限り、結構ニッチな領域の漫画や作風が多そうで、多分、『サラウンド』が初めてメジャーな感じで当たった漫画のような気がします。
(間違えてたらスミマセン・・)
サラウンドは、コメディータッチで描かれる、キラリとした日常と、甘酸っぱい追憶の漫画
という訳で、今日は、短いのですが、最近話題の『サラウンド』は、どこで連載されているのかを書いた記事でした。
読もうと思えば、数話なら各電子書籍サイトで立ち読みができるし、pixivコミックなら、5話まで読めます。(2022年5月時点)。
元々連載をしている「トーチ」であれば、最新話を読む事ができます。
(解放されているのは、より抜きの12話。全話は読めません)
ひとまず読んでみて、気に入ったなら、紙コミックの購入をおススメします。
※書籍を購入すれば、描き下ろしの4コマが読めるぞ!超面白いぞ(電子でも読めると思います)
コメディータッチで描かれる、男子高校生の、緩やかでダラダラした日常。
それと同時進行的に描かれる、女子高生の、男子よりはちょっぴりデリケートで平和な日々は、成熟してしまった大人から見れば、もう、取り戻せない学生時代を甘酸っぱく思い出させ、光ってないけど眩しいばかり。
思春期特有の葛藤やネガティブさを描かないのも、この作品のいい所。
起承転結激しい、激熱漫画が好きな人には、もしかしたら受けないかもしれないけれど、『サラウンド』が気になっている人なら絶対好きになると思うので、是非、深入りしてみて下さい。
それではまた。
『サラウンド』を読んでみたい方はこちら!