最近、友人から借りた漫画『アルスラーン戦記』を読んでいます。
導入部は『まぁまぁかな??』と思っていたけど、読み進めるとものすごく面白い!!
しかも、漫画は荒川弘さんなので、絵柄も綺麗で読みやすく、登場人物は皆魅力的。
だけどだけど・・、地名や人の名前が、覚えられない・・・(涙)。
『アルスラーン戦記』は、原作付きの、荒川弘さんの漫画です
漫画『アルスラーン戦記』は、SF小説のベストセラー作家、田中芳樹さんの作品が原作となっています。
漫画は、「銀の匙」や「鋼の錬金術師」等、数々のヒット作を生んだ荒川弘さんが描いています。
序盤は結構原作の改変があるらしいのですが、とにかく、荒川弘さんの絵柄が綺麗で整理されているので読みやすく、ストーリーにもブレが無いので、2巻3巻と読み進めていくうちに、ドラマとキャラの魅力に取りつかれ、きっと、あまり戦記物が好きでない人もファンになってしまうだろうという位、面白いのです。
しかし!!
創作の世界観を出す為、主人公及びキャラクター、国名や通貨単位、言語までもが独創的な名称で、ALLカタカナ。
アラビア語やペルシャ語、イタリア語やスペイン語などを混ぜこぜたような名詞が飛び交い、もう、一度じゃ覚えられません・・。
国名もカタカナなら、距離や通貨の単位もカタカナで、実際には存在しない!
年取ると、カタカナが苦手になるっていうけど、こういう事かしら??
しかも、登場人物や訪問する土地も多く、それぞれに重要人物が登場する。
戦記物は、それに関わってくる宗教や民族、力関係や相関関係、家系図なんかも広く複雑になりがちで、序盤はストーリーを追うごとに登場人物が増えるから、聞きなれない響きの固有名詞と人間関係に、「ラジェンドラ」?「ガーディーヴィー」??ん?どっちがどっちで、誰だっけ??という感じです。
更に、地位や役職までも、架空の言葉でルビが振られ、まるでこっちが異世界転生ですよ。
ネットで調べたら、なんと、「アルスラーン戦記用語」という、辞典らしきものまであるじゃありませんかw。
しかし、これ程迄によく、独創的で、各国の特徴や雰囲気が伝わる文字の組み合わせを思いつくものだなと、感心するのも確か。
これが、小説クオリティか・・。
ネタバレあり!『アルスラーン戦記』小説クオリティの面白さ
という事で、面白いのに、人物の名前や地名などが覚えられずに、序盤困難を極めた『アルスラーン戦記』ですが、ドラマチックでとても面白いです。
ちょっとした仕草や表情にキャラの特徴がよく出てて、人物に愛着が湧いてしまい、全員好きになってしまうんですよね。
このあたり、荒川マジックというか、脚色の賜物なのかもしれないですね。
しかも、物語王道のカッコよさがあり、16巻までほぼ中だるみせずの快進撃。
それと、この漫画には「ナルサス」という軍師が登場するのですが、彼がまた、ボキャブラリーが豊富というか、言葉が達者というか、頭がいいのです。
相手を丸め込む口八丁手八丁。
流れるようなセリフ回しに、ドキドキどころかもう、いっそうっとりです。
しかも、アルスラーン側のキャラは、美男美女揃いで、全員腕が立つ。
確か、原作の田中芳樹氏は、他の小説も結構美男美女ばかりで強いという、チートキャラを登場させるのがお好きだった記憶。
私は、原作は読んでいないけれど、『きっとこんな書き方なのかな??』と、想像しながら読んだりもしています。
16巻まで全員生存の不思議というか、偉業??
『アルスラーン戦記』の登場人物は、これまでの漫画だったら、「死亡フラグ確定」みたいなチートキャラが沢山出てきます。
というか、アルスラーン側の側近は、ほぼ全員チートキャラ。
だけど、最新刊の16巻(2022年6月時点)まで、全員生存しています。
これが、もし漫画オリジナルだったら、途中で多分誰かが死ぬ展開になっていたんじゃないかと思うのですよ。
誰かが死ななくたって、こんなに壮大で面白い。
今の漫画界で、退場者がこんなに出ないのは、あり得ない事です。
すでに物語が完結(原作は既に完結している)しているという事はあるかもしれませんが、チートキャラを退場させなくたって、アルスラーンは成長するし、準主役たちは主人公を喰ったりしないし、ストーリーは充分メリハリがあって面白い。
これが、小説が原作にあるというクオリティの高さなのか・・。
※注※ 戦や陰謀があるので、モブは虫けらのように退場するし、脇役も死をもって退場する事はあります。
そんな訳で、友人から勧められた『アルスラーン戦記』ですが、とても面白く、親子で楽しむのにもおススメです。

うちの子、漫画ばっかりで本を読まなくて・・。
なんて言う方にも、漫画を読んだ後、これが原作だよと、本を渡してあげるのもいいと思います。
ただ、私が読んだ田中作品には、結構政治批判が多いものがあったので、この辺子供は飽きちゃうかもしれないな??
という事はあるかもしれません。
今まで『アルスラーン戦記』を、『戦記物かぁ・・』、とか、『大河はちょっと・・』、という気持ちで食わず嫌いしていた私みたいな人は、面白いのでぜひ読んでみて下さい。
それではまた。