こんにちは。
2021年5月。
『魔法少女まどか☆マギカ』が、BS朝日で再放送されています。
私も久々に見ましたが、やっぱり「まどマギ」はとても面白いし、すごいアニメだなと感心しております。
で、アニメを見ながらハタと思いついたこのタイトル。
「まどマギ」の登場人物で、息子が彼女を連れてくるなら、一体だれが一番好印象となるのか???
それを私が、今日は一歩引いた目線で考えてみたいと思います。
まどマギ登場人物。息子が連れてくるとしたら・・を140字で表すと
今日は5ちゃんねるにスレッドが立ってそうなタイトルですが、実は先日、こんなツイートをしたのです。
特に物凄い反応があったとかではないのですが、ちょっと面白いかなと、140字に収まりきらない内容を、詳しく書きたくなったのです。
『魔法少女まどか☆マギカ』のあらすじ等はありません。
ひとこと紹介と共に、彼氏の母親ウケという面で、考察してみたいと思います。
『魔法少女まどか☆マギカ』を視聴済みと仮定し記事を書くので、ネタバレのバレバレですが、興味のある方はご覧ください。
それと、各キャラクター辛口ですが、お怒りにならないようお願いします。
なお、誹謗中傷は受けつけません。
何だかイラっとしそうな鹿目まどか
この物語の主人公、鹿目まどか!
人を思いやる心をもち、優しく、慈悲深い。
最後は身を犠牲にして、神となり概念となり、円環の理となり、全ての魔法少女を導く存在となるわけですが・・。
しっかりと家族に愛されて育った境遇は、彼女をまっすぐに育成し、お行儀も良さそうだし、ちゃんと挨拶もできそう。
空気もしっかり読めて、周囲の動向もしっかりとつかめている・・・。
んだけど、彼女は色々と気を遣い過ぎて、あわあわして、第一印象とか失敗しそう・・。
普通にしてれば普通の子なんだけど、緊張してうまくしゃべれなくって、彼の母親からは
なんか、はっきりしなくて、トロイわね・・・・。
とか思われるタイプですね。
彼の親戚の集まりなんかに呼ばれても、周囲を気にして緊張するあまり、『手伝うべきなのか?』『出すぎていると思われないか??』等悩み過ぎて、そんなつもりは全くないのに
気が利かないわね・・。
とか言われて、なんか影で泣いてそうですね。
・・・、ところで・・・。
暁美ほむらが初めて会った時のまどかは、結構ハキハキとしていて、転校生であるほむらちゃんに群がるクラスメイトを抑制し、ほむらちゃんを保健室へ連れて行ってあげていたりしました。
魔女と遭遇した時も、「クラスのみんなには、内緒だよっ!」と言いながら、はつらつと魔女と戦っていました。
それが、だんだんと時間軸がずれるにつれ、ほにゃほにゃした印象に。
まるで、ほむらちゃんが強くなるのと反比例するようです。
ほむらちゃんがまどかを守る為に何回も時間軸をずらしたため、まどかが魔法少女になるタイミングは、確実に後ろにズレています。
周囲がきゅうべえとの契約で大人びていく中、魔法少女になるのが遅くなる彼女は、まるでモラトリアム。
最後は覚醒が待ってはいますが、魔法少女になる事で大人になっていくのなら、まどかは一番子供らしいという感じです。
そしてその時間分因果が集結し、ほむらちゃんはより強く、まどかは、より守られる子供のようなオーラを纏うように変わっていったのかもしれません。
それにしても、ほむらちゃんが本当に救ってあげたかったのは、違う時間軸のまどかなのに、同じようで全く違うまどかを救うために何度もトライする姿は切ないですね・・。
最後は全ての魔法少女を救うためにきゅうべえと契約したまどかですが、ほむらちゃんが初めて出会ったまどかは、一体何を対価に魔法少女となったのか、とても気になります。
→ 「公式のドラマCDで明らかになっている」と教えていただきました!エピソード補完されてました!同じ疑問を抱いている人は、探してみて下さい。
本筋からちょっとずれましたが、そんな訳で、まどかはそこまで彼の母親にはウケないかなと思う次第・・。
一見しっかりしていそうで、満点を貰えそうな巴マミですが・・・?
男子に圧倒的人気の巨乳、マミさん。
第3話で退場した時は、なんか辞書にも言葉が載ったくらい・・・らしい。
まどかとさやかの1つ上の先輩であり、2人の憧れの的。
幼い頃に両親を亡くして一人暮らしで、お洒落なマンションに住んでいて、お茶が好き。
仲いい友達も作らずに、一人魔女と戦ってきた境遇は、孤独で強い。
後輩たちにも優しく接し、言葉遣いも美しく、礼儀も正しそうだから、彼の母親ウケは抜群・・・・・。
のように思えますが・・??
いやいや、彼女って、かなり思い込みが激しいじゃないですか。
ちょっと自分に酔っちゃう所があるし、結構エキセントリックな部分がこわい・・・。
女はこういうの、雰囲気で察しちゃうんですよね。
急に思い詰めて究極の選択が勝手に発動しちゃって、「みんな死ぬしかないじゃない!」と包丁を持ち出し脅迫しそう・・。
そして彼女、張り切り過ぎが裏目に出るタイプだと思うのです。
彼の家に初めて招待されて、母親の手伝いを申し出るまではいいのだけれど、エプロン持参でいそいそと準備する姿に彼のママはドン引き・・。
どう考えても気が早いって・・・。
そして、ママの前でも気にせず彼に対して母性を強調する姿に
なんか・・、いけ好かないわね・・。
と思われる事必至・・・。
ま、この辺は私の勝手な想像ですが、男子に圧倒的人気のマミさんも、きっと彼のママにはこんな感じに映るのではないかという考察・・。
そんなマミさん、絶望もせずに生き延びて、魔法少女達が全員大人になったという世界線の漫画があります。
平和な漫画なので、まどマギ見て絶望しちゃった人は、読んでみて下さい。
杏子ちゃん、あなたはまず、お行儀からですよ
登場時と退場時で、全く評価が違う佐倉杏子。
初登場時は、物凄い悪い登場の仕方をしてますね~~!
彼女は、教会で神父をしている父親の元、兄弟と母親と共に家族で暮らしていましたが、子供故のというか、素直な願いと引き換えにきゅうべえと契約し、魔法少女となった事が父親にバレて、彼女を残して家族は一家心中してしまう・・。
という、かなりヘビーな過去を持っています。
それ以来、魔法は自分の為に使うとドライな生き方をしてきましたが、ストーリーが進むにつれて彼女が本来持つ優しくて純粋な面が現れ、だんだんと印象が変わってくるようになります。
杏子ちゃんは、退場時の潔よさから、人気はマミさんと二分している感じですが・・。
う~ん、杏子ちゃんはねぇ、きっと誰もが納得するけど、お行儀と言葉遣いがダメでしょう!
立膝してたい焼き食べるとか、もう、あり得ませんよ!
キャラとしての魅力はあるけど、もう絶対
あの子は連れてこないで!!
ってなりそう・・。
とはいえ、なんか、ご馳走を出してあげたらすっごく喜びそうだし、たくさん食べそう。
あげくに、「おばさん、この間のアレ、また作ってよ。」とか言いそうだし、教えたら一生懸命料理を習いに通ってきそうな可愛い一面もある・・気がする。
彼のママも、育てていくうちに愛着が湧いたりして・・。
う~ん、赤毛のアンのマリラの気持ち??
だから、ワンチャン、彼のママとは仲良くなれそうなポテンシャルはある気がするんだよねぇ・・。
それにしても、家族を一家心中で亡くしているのに、よく絶望して魔女にならなかったもんだ。
えらいぞ杏子。
一番一般的で、可もなく不可もなくなダークホース、美樹さやか
はい、いつもグッズは売れ残り、杏子ファンには忌み嫌われて目の敵。
挙句、どうやってもかなりの高確率で魔女に変身してしまう美樹さやか。
もう、ほむらちゃんもあきらめ気味・・・。
恭介君にあんなに献身的に尽くしているのに、言葉の裏を汲んであげられなくて、彼からはいじめていると言われてしまう悲しい彼女。
正義感が人一倍強く、意外と自己犠牲の精神も持ち合わせているんだけど、ソウルジェムの秘密を知ってヤケのやんぱちでザコ使い魔を切り倒す姿は非常に痛いです。
心が傷ついている所に、電車で聞いたホストの会話が気に障り、闇落ちするとか、若いですね。
でも、この辺よく考えてみたら、思春期のゆらぎのある少女としては、自暴自棄な行動や言動も、ごく一般的な現象だと思うんですよね。
家族に愛されて育ったことが前提で、それが大きく表現されてるまどかは別として、魔法少女の中では最も健全な育ち方をしている彼女には、さしたる過去があるわけでもないし、育ちも普通で、家も見る限り悪くない。
お友達もいるし、健全に中学生活を送っています。
まどかの家とも行き来があるみたいだし、まどかの母親の事も「カッコいい」と言っています。
そして、魔女になってしまう彼女の経緯や闇は、視聴者である私達だけが知っている事であって、それを差し引いてみれば、結局さやかちゃんが魔法少女の中で一番社会性があって、一般的な中学少女で、彼の家でもソツなくこなし、その役割を果たすと思うんですよね。
普通に「こんにちは」も言えるし、「おじゃまします」も「ご馳走様」も言えるはず。
まどかよりはハキハキしているし、外面良さそうだから、多分、彼のママには、好印象も悪印象も残さない。
仲良くやりなさいね。
彼女を泣かせちゃダメよ。
と、言われそうですね。
と言う訳で、意外とダークホースなさやかちゃん。
だけど、ほむらちゃんがあんなに何度も頑張って、マミさんや杏子ちゃんが生きる未来もあったのに、彼女は悉く魔女に変身するという・・・・。
さやかちゃんは、たとえ恭介君と結ばれなくても、なんか、いつもダメンズをつかみそうな気がするな・・。
番外編! 志筑仁美と暁美ほむら
ほむらちゃん!!!
多分、『魔法少女まどか☆マギカ』の女性ファンには一番人気で唯一無二の存在であろう、暁美ほむら。
このアニメの裏番長で、影の主人公です。
ツイートでも書きましたが、彼女は別格で、何も書くことが無いので割愛。
人生何周もしているあの子には敵いません。
『もう、誰にも頼らない』と、自らの近視も魔法で直すあたり、もう、彼のママの気持ちもきっと魔法で操るので、何の問題もありません。
だって、そんな事よりまどかの方が大事なんだもん。
彼女がまどかを追いかけまわすというネタの同人誌がいくつも出回り、買い漁った淡い思い出・・・。
NG出す親はいないでしょう、キングオブお嬢様の仁美ちゃん
で、最後は仁美ちゃん。
彼女は魔法少女ではないので範疇外だったのですが、ツイッターで意外なレスポンスが飛んできて、はっとなったのでした。
超お嬢様で容姿端麗、才色兼備。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花です。
キングオブお嬢様、いや、クイーンオブお嬢様??それとも、お嬢様中のお嬢様??
お稽古事をいくつもこなし、「いつまでさせられるのかしらね??」と言いながらも、休まず出席。
彼女は志筑家に生まれた事と、家を背負う事を受け入れ、志筑家のお嬢様として清く正しく育てられ、成長しています。
恭介君をかっさらっちゃう事ですんごく評価が低いですが、告白前には正々堂々とさやかちゃんに事前報告もしているし、お金持ちを鼻にかける様子もない。
こんなに育ちがよくて美しく、礼儀正しい女の子を連れてきて、気に入らない母親はいないと思いますよ。
こんな子に好かれている私の息子ってすごいわと、鼻高々。
作画の影響で、皆同じレベルの顔立ちに見えますが、仁美ちゃんは圧倒的美女でおしとやかの設定。
しかし、非の打ち所が無い様に見える彼女は、数回魔女に襲われています。
完璧に見える彼女にも、普通に心の闇はあるんだけど、正しく育てられた仁美ちゃんは、負の感情を持つことは卑しい事と教えられていそう。
このまま成長すれば、まずは幸福な未来が待っていると思うけど、成長過程の中では、自分の中にある妬みやつらみという負の感情を認める事さえできず、誰もが持つはずのその感情を誰も持たないと信じ、自分だけにその感情が芽生えると疑いもせず、自己嫌悪に陥り、悲しい事もありそうな予感。
仁美ちゃんが魔女と遭遇しやすいのは、まどかたちと仲がいいからという事もあるのですが、彼女は包丁を持ち出すタイプの子じゃないと思うので、負の感情が内側に向かい、魔女に取り込まれる可能性も高そうです・・。
という事で、今日は「もしも自分の息子が彼女としてまどマギの登場人物を連れてくるとしたら、最も一般受けするのは誰なのか」という内容でお送りしましたが、私が考える限り、さやかちゃんだったら、合格点かなって感じです。
これは考察で、さやかちゃんが一番好きと言う訳ではありません。
それにしても、『魔法少女まどか☆マギカ』は、何回見ても面白いです。
2021年5月の時点では、BS朝日の再放送で、毎週金曜夜11時に見ることができます。
もうストーリーも中盤だから、目が離せませんよ!
その他配信サービスでは、「Hulu」や「ネットフリックス」、「U-NEXT」や「dアニメストア」等で配信しています。
Amazonプライムでの無料配信はされていませんが、たまにひょっこりやってきます。
DVDも出ているし、レンタルもあるので、『また見てみようかな?』という方は、こんな視点でも面白いので、見てみて下さいね。
それではまた。