今、私がかなり推している漫画『二月の勝者』。
ドラマの方もなかなか評判がいいようです。
原作を読んでいない夫は毎週かぶりつきで見るほどのファンになっていますが、原作は漫画で、もっとずっと面白いです。
ドラマの方では、この漫画の真骨頂である、黒木先生の圧倒的説得力なプレゼンや小さなセリフ、エピソードが割愛されてしまっていて、中学受験におけるあれこれが説明不足な感じで個人的にはちょっと不満。
原作は本当にエピソードやセリフが豊富で圧巻なんですよ。
あの圧巻のプレゼンを削除とは、もしかして役者がセリフを覚えられないせいなのか?と、疑問を持ってしまう位。
ドラマは11話くらいまでに終了させなければならないジレンマもあるし、ドラマなりの改変があって致し方ない所もあるんですが、何故、あれとかこれとかをカットしたのか・・。
まるみちゃんの母親との面談回では、原作はあれだけ手技を取り入れた面談だったのに、ドラマは柳楽優弥の「なるほど」で終了。
この漫画のすごい所は、そんなもんじゃないですから!!
と、ちょっと怒りの文章になっていますが、一歩引いた目線から感想を述べると、新解釈的な改悪点は少なく、一応ドラマとしてはよくできているんじゃないかとは、思っています。
いや、でもね、ドラマしか知らない人には、絶対原作読んで欲しいんですよ。
文字が多めで大人でも読み応えのあるとても面白い作品ですから。
現在Huluで配信中の『二月の勝者』オリジナルストーリーを視聴してみた
そんな訳で、ドラマしか知らない人も、登場人物の名前と顔が一致したタイミングで、Huluオリジナルのスピンオフドラマが配信になっています。
各登場人物や子役への理解度が進み、感情が芽生えてきたタイミングでの投入、なかなか鋭いですね。
見てみましたけど、意外と面白かったです。
ちょっと昔に流行した、深夜ドラマの20分枠のノリというか、2次創作というか。
Huluオリジナルストーリー『二月の勝者~胸騒ぎの自習室~』は、普段とはちょっと違う、自習室で起こるちょっとしたハプニングがメインのショートドラマ。
1話がなんと9分~14分(2021年11月時点では、第2話迄配信中)と短いですが、これがなかなかまとまっていて、朝ドラのような密度の濃さです。
CMが入らないせいもあるのでしょうが、いくら大人びていたって、所詮は小学6年生。
ほのぼのや子供らしさなんかもあって、また別の視点で面白いです。
やるじゃん、Huluって感じ。
短いお話なので詳しくは書きませんが、第一話は、自習室に捨て犬を持ち込むお話。
第二話は、題名の如く、ラブレターがネタのお話。
なんと、第一話には、黒木先生も登場し、命の授業(?)が始まります。
それぞれにショートストーリーらしいオチが付き、モヤモヤを引きずらせずに終了するとか秀逸ですね。
原作がこれだけ完成しているのだから、オリジナルドラマなんて、出来が悪かったら許さない!という勢いで見ましたが、これはなかなかおススメです。
本編では登場すらしない子役も出ていて、何だか泣かせます。
『二月の勝者』本編は第6話まで進み、原作の内容の濃さから『これっ、ちゃんと終わるのか??!』という心配もあるんですが、コロナのせいで撮影が延び延びになっていたのだから、制作側はちゃんと考えているのでしょう。
『二月の勝者~絶対合格の教室~』と、オリジナルストーリーはHuluでまとめて見る事ができます。
お試し期間もあるので、まだ見たことがない人は見てみて下さいね。
そして、ドラマに感動したら原作も絶対読んでみて下さいね。
それではまた。
・・ていうかさぁ、スピンオフの主人公ってもしかして・・木村先生??
ファイヤーTVスティックがあれば、大画面のテレビで視聴する事ができてとっても便利